第二章
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「安心してね」
「努力してですね」
「トップを掴んでね」
「グループの中でも」
「由紀ちゃんならいけるから」
真理子はこうも言った。
「だからね」
「あの中で努力して」
「トップ掴んでね」
「わかりました」
「そういうことでね、努力はね」
真理子は笑ってだ、由紀にこうも話した。
「絶対に報われるものよ」
「努力は嘘吐かないですね」
「モーツァルトはいつも作曲をしていたわ」
天才とは彼の為にある言葉であるとさえ言っていい音楽の天才の名前も出た、もう知らない者はいない名前だった。
「四六時中ね」
「だから凄い音楽を残せたんですね」
「あれだけね」
「モーツァルトも努力していたんですね」
「そうよ」
これが真理子の返答だった。
「だからよ」
「私もですね」
「努力することよ」
このことが大事だというのだ。
「いいわね」
「本当にそれ次第ですね」
「まして八条芸能は八条グループの系列よ」
「世界屈指の企業グループですね」
「だから万が一タレントで成功しなくても」
「他の分野に移って」
「働けるから」
路頭に迷うことはないというのだ。
「安心して必死にね」
「努力すればいいですね」
「あのグループの中でね」
こう言ってだった、真理子は由紀にグループの中で歌やレッスンに演技それだけでなくコントの練習もさせた。
コントのレッスンの後でだ、由紀は真理子に微妙な顔になって尋ねた。
「あの、コントは」
「あのグループの番組でやってるでしょ」
「コントですね」
「だからよ」
「私もですか」
「コントをわかってもらう為に」
まさにその為にというのだ。
「勉強してもらってるのよ」
「そうなんですね」
「だからね」
真理子はさらに話した。
「そっちも勉強してね」
「そういうことなんですね」
「あとね」
「あと？」
「スタイルはこのままで」
真理子は由紀に注文も点けた。
「いいわね」
「グラビアの為ですね」
「アイドルなのよ」
真理子はこのことから言うのだった。
「それならね」
「グラビアは絶対ですね」
「そうよ、水着に下着に」
「コスプレもですね」
「してもらってね」
そのうえでというのだ。
「やってもらうから」
「だからですね」
「もうね」
それこそというのだ。
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