154章 フランシスコ教皇の核廃絶のメッセージ
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おまえ、偉大な天体よ。おまえの幸福もなんであろう。
もしおまえがおまえの光を注ぎ与える相手もいなかったならば。』
『まことに、人間は不潔な河流である。
われわれは思いきってまず大河にならねばならぬ。
汚れることなしに不潔な河流を飲みこむことができるために。』
さて、6年前、フランシスコ教皇は、6年前、教皇に就任して、82才。
教会の歴史は長く、2000年間も続く、その266代。
約13億人の信者の、全世界のカトリック教徒の精神的指導者。
フランシスコ教皇は、カトリック教会の改革者としても知られる。
改革の中でも、核兵器の廃絶について、フランシスコ教皇は、
「核兵器を持つこと自体を、断固として許されない!」という、強い姿勢を示した。
これまでの、カトリック教会は、核兵器については、相手の攻撃を防ぐためには、
核兵器を持つことは、ある程度は、否定していなかった。
どうして、教皇は、ここまで、核兵器廃絶に、強い思いを持っているのかというと、
一枚の写真に、教皇は、心を動かされた。
それは、原爆が投下された直後の長崎で撮影された、
死んだ弟を背負っているとされている少年の、一枚の写真。
「この写真を見たとき、胸を垂打たれました。千の言葉よりも、人の心を動かします」
と語る、教皇。去年の1月に、教皇は、核兵器の悲惨さを知ってもらおうと、
いろんな人に、自みずから、この写真を配った。
フランシスコ教皇は、カトリック教会の改革者だ。
改革のその1つは、腐敗の防止。これまで、カトリック教会の中心地バチカンの教会では、
マフィアとの関係もあるといった指摘もあった。
そこで、外部の企業を使って、怪しいやり取りなどの、
お金の流れをチェックするなどの改革をしている。
改革の2つ目。カトリック教会では、聖職者による性的虐待が大きな問題となっている。
しかし、聖職者は罰を受けることなく、それを隠そうとする疑いすらあった。
虐待に気づいた場合など、すぐに連絡を求めるなど、厳しい対応を打ち出した。
3つ目。今月の11月17日。教皇は、この日を、『貧しい人のための日』に定めた。
バチカンで、苦しい生活をしている人たち、1500人を招いて、食事会を行った。
これまで教皇は、雲の上の存在で、そのことが権威に繋つながってきた。
しかし、フランシスコ教皇は、人々に寄り添う存在に、大きく変えようとしている。
このように、教皇は、教会の姿勢を次々と変えようとしている。
同性
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