二十五人目
BLACK CLOUDS
八話
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邪龍の前には、簡単に積み上げられて行く砂の山のように…
兵達の死体が増えての。
息子よ!見たか!
お前は…ここにいるどの兵にも勝てる事はない…
一人の戦士なら、今日見た事を心に刻め。
隊長は、若い兵達を涙で送り…
息子を一瞬、申し訳なさそうに見つめ…
邪龍に挑む。
最期を飾るに、相応しい死に様じゃった。
漢じゃったよ。
黒龍に体を握り潰されながら…
角を引きちぎる。
手でじゃぞ?
誠に…
漢じゃったよ…
.
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