二十五人目
BLACK CLOUDS
六話
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城も街も…
前代未聞の大虐殺事件に遭遇する。
あの邪龍が襲って来たんじゃからのう。
いつまで飲んでんだ!
あんたも逃げろ!邪龍だぞ!!
ほろ酔いの息子は、気にもしてなかった…
むしろ、手間が省けるとさえ思っていたかも知れぬな。
俺が逃げるだと?
馬鹿か?お前。
勝手にしな!
ふん…
毎日毎日、酒飲んでよ。
強さを自慢してるが、嘘くせえもんだな。
倒してみろよ!
口だけじゃ無理だろうがよ!
馬鹿の相手はしてられねえ。
みんな早く逃げようぜ!
逃げ惑う人の中…
息子は嫌々…城の方に歩き出す…
俺が勝てない龍なんていねえよ…ヒック…
さっさと龍殺して、あの馬鹿親父どもに…
つうか…ヒック…城でも乗っ取るか…
城の屋根から、酒を飲みながらのう。
奴は兵隊達の戦い…
親父の戦いを観ておった。
酒の肴にの。
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