第百三十話 北九州攻めその二
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「そうする」
「それが統一の戦略っちゃな」
「俺のな」
「そうっちゃな」
「ではな」
「これからっちゃな」
「十六万の兵で筑前を完全に手に入れる」
まずはそうするというのだ。
「そうしてだ」
「筑前からっちゃな」
「兵を二手に分け」
「攻めていくっちゃな」
「そうしていくし湖からもな」
そこからもというのだ。
「攻めていく」
「そうだ、湖はだ」
ここはとだ、今度は幸正が言ってきた。
「自由に攻められる」
「少なくとも攻める素振りを見せるとな」
「敵へのいい牽制だな」
「それになる」
だからだというのだ。
「水軍も使っていきたいが」
「そこは任せろ」
幸正は英雄に強い声で答えた。
「そちらのことはな」
「ではな」
「実際に上陸してもいいな」
「それが利になればな」
それならだとだ、英雄は幸正に答えた。
「任せる」
「それではな」
「今回は攻めていく」
何としてもと言うのだった。
「湖からな」
「そうしていくな」
「そしてだ」
「九州を手中に収めるか」
「これまでは陸からよく攻めたが」
それをというのだ。
「今回は湖からもだ」
「攻めていくか」
「肥前等は攻めやすいと思うが」
「そうだな、長崎辺りから上陸してな」
その通りだとだ、幸正は英雄に答えた。
「そのうえでな」
「攻めていけるな」
「我等は敵の水軍を破ってだ」
「かなりの打撃を与えた」
「それを出来たからな」
それだけにというのだ。
「今はだ」
「湖からもだな」
「攻められる、そして攻められるなら」
「攻めていくな」
「こちらからな、では湖のことは任せる」
「ではな」
幸正は英雄のその言葉に頷いた、そうしてだった。
英雄達はまずは筑前を掌握することを進めることにした、軍勢を次々に本州から送り込みそこからだった。
筑前の城や砦に降る様に使者を送り降ったそこにも兵を入れてだった。筑前を完全にしょうあくすることを目指したが。
やはり降らない城もありそこには兵を送り英雄自身も出陣した、そうして話で降らない者達を倒していきそうして降らせていったが。
ある城を攻め落とした時に英雄は共にいる留美に話した。
「敵も鉄砲が多いな」
「そうっちゃな、うち等程でなくても」
「鉄砲は多い」
「城にも多くあるっちゃ」
「やはり敵に鉄砲が多いと」
どうかとだ、英雄は留美に話した。
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