暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の林檎園
第三幕その八
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「余計にいいよね」
「先生もすっかり日本酒が好きになったね」
 このことはジップが指摘しました。
「あちこちの日本酒を飲む様になって」
「旅に行けば」
「その場所のお酒を飲んでるね」
 オシツオサレツが二つの頭で言います。
「いつもね」
「そうしてるね」
「そして愛媛でも長野でも」
 こう言ったのはホワイティです。
「楽しく飲んでるね」
「日本酒とは限らないけれど」
 老馬は日本酒で赤いお顔になっている先生を見ています。
「確かに好きになったね」
「イギリスだと飲んだこともなかったのに」
「それが今じゃね」
 チープサイドの家族はイギリスにいた時からのことを思い出しています、そのうえで家族でお話するのです。
「ウイスキーより飲んでるわね」
「日本酒をね」
「今も確かにウイスキーは飲んでるけれど」
 それでもとです、ガブガブも言います。
「日本酒とワインが主流になったかな」
「それで旅行の時は日本酒ね」
 ポリネシアが見ていてのことです。
「そちらが主流ね」
「飲み過ぎはよくないけれど」
 ダブダブはそこを言います。
「楽しむ分にはいいわね」
「だから先生も楽しんでね」
 最後に言ったのはチーチーでした。
「先生の適量でね」
「そうしていくよ、ただ僕は日本に来てから」
 やっぱり飲みつつお話する先生でした。
「夜以外は飲まなくなっているよ」
「前は朝からビール飲んでたわね」
「エールの場合もあったけれど」
「イギリスの他の人達と同じで」
「これイタリアやドイツやフランスもだけれど」
「お水代わりにしていたわね」
「それがなくなったよ」
 日本に来てこの国に住む様になってです。
「だからその分ね」
「健康的だね」
「健康的な生活になってるね」
「夜に飲むだけだから」
「そうなったね」
「間違いなくね、お酒を飲む量は全体では」
 どうなったかというのです。
「減ってるしね、カロリーや糖分の摂取も」
「イギリスにいた時より減ってるんだ」
「日本酒大好きになっても」
「そうなったのね」
「そうだよ、それは健康診断でも出ているから」
 数字の結果としても出ているというのです。
「僕自身意外に思ってるよ」
「まあフィールドワークにしょっちゅう出てね」
「そこで歩く機会も増えたし」
「歩くこと自体が運動だし」
「学校にも行ってるしね」
「それで朝から晩まで学問をして」
 そしてというのです。
「頭も使ってるし」
「頭使うのもカロリー消費だしね」
「学問に精出したら痩せるってそういうことね」
「頭で凄くカロリーを消費するから」
「そう、実は脳を動かすにはかなりのカロリーを消費するんだ」
 先生も皆にお話します。
「だから学問に励んでいるとね」
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