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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第二十話
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恐ると要件を述べるが、リヒターさんはそれを直ぐ様その、応えた。
「でも、俺達は精霊に聞かなきゃいけない事があるんだよ。話がしたいだけなんだ」
「話だと?――そんな嘘は、今まで訪れた者は皆言っていた」
カイウスの言葉に呆れたような溜め息を吐いた後そう言葉を出すリヒターさん。
嘘って………どういう事…?
「あの、すみません。……嘘って…一体…」
「惚ける気か?お前達の目的は、精霊を捕らえ星晶がある場所を探知させる為に利用したいだけなのだろう?」
……まさか……盛大、疑われて勘違いされて……ます?
「い、いいえ……そんな事は…、絶対に……」
「精霊を知ってるんだな?あんたこそ、何者なんだよ!」
リヒターさんの威圧に、恐る恐るながらエミルが弁解しようとした所で、カイウスがそう言って前に出た。
ちょ、カイウス!その言い方じゃ更に勘違いされて……
「俺は、リヒター・アーベント。ここにいる精霊と契約し、この地と精霊を守る者だ。精霊に会いたくば、俺に勝ってみせろ」
そう言ったと同時に、武器であろう斧と剣を構え、此方を睨んできたリヒターさん。
うわぁ……やっぱり、こうなるのか…。
「そういう事か。よし、行くぜ!みんな!」
そして、更に勘違いさせてしまった原因の彼は、俄然やる気で武器を既に構えてた。
「あ、え、あの……」
「エミル……諦めて戦おう。カイウスの事は…後でルビア辺りに言ってたっぷり痴話喧嘩してもらおう」
「……とにかく……戦う…」
いまだ上手く状況を理解出来ないエミルにそう言うと、僕達は武器を構える。
うん、カイウスには絶対、後でルビアと痴話喧嘩してもらおう。
ただ今から闘うのは……確実に気を抜けない相手だという事だ。
――こうして、精霊を巡る戦いは始まった―
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