1話(雪音クリス@)
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自分は前世の記憶があります。
なんていう新興宗教などの人間がいるが、とりあえず真偽はともかくとして、ガチの転生者である真琴誠治郎(マコトセイシロウ)から言わせてもらえれば、そんな事をわざわざ見知らぬ人間に話すのはナンセンスだ、と思う。
誠治郎からすると、この現代社会において、『情報』は力であり、不特定多数に晒す意味を余り見いだせないからだ。
そのため、誠治郎が自らの情報を晒す時、その多くは虚飾などで飾りつけて流す。
例えば転生前の死因が神様のミスの比重が極めて大きいため、転生特典多めだったり。
色々欲しいものを選びまくった結果、個人的な能力ばかり上げすぎて天涯孤独の大金持ち超人になったり。
そんな事をそのまま口にする事は、誠治郎は絶対に無いのである。
なんて下らない事を考えるのは、昨日思う様彼女の身体を堪能したからか。
スヤスヤと隣で可愛い寝息を立てる彼女…………雪音クリスの白く滑らかな髪をすきながら、彼は彼女の事を思い返した。
真琴誠治郎がこの世界『シンフォギア』におりたって最初にやったのは、とりあえずの地理関係把握と、ヒロインとの交流である。
真琴は美女とのエロが大好きだ。
そして、彼が幸運にもそれを引き寄せる『タネ』を持っているのに、それを利用しない手はなかった。
そのうちの一つの『成果』が彼女である。
いわゆる『原作』では、テロに巻き込まれた両親に巻き込まれて他国で行方不明になっていた彼女であるが、この世界では両親の死亡はあったものの、その後、直ぐに若き事業家(俺)に保護され、文化的な生活を送っている。
…………一応言っておくが、雪音の両親を故意に死なせた訳では全く無い。
雪音クリスと交流を持つ際に、治安が悪い国でのテロの危険性をちゃんと忠告はした。(クリスの好感度もあげたかったので)
その上で他国に頻繁に通ってテロに巻き込まれました、というのは正直どうしようもない。(原作でも、厳密な日時なんて書いてないので)
残念ながら、他のシンフォギア装者とのフラグも管理している誠治郎は、割りと忙しいのである。
ああ、また頭が別の所に。
頭をふりながら彼は『楽しいこと』を思い返す。
雪音クリスとの、味わい深い逢瀬を。
クリスは彼女を引き取った時から入念に好青年アピールをした影響か、初めての時から恥ずかしがりながらも余り抵抗されたことはない。
昨日もそうだった。
「や…………やめろよ」
そっと勝ち気な瞳で上目遣いで誠治郎を見つめるクリスを見返しながら、誠治郎の指は彼女の襟元のボタンを外していく。
可愛らしいキャラクターの印字されたピンクのパジャマのボタンを外すと、純白のレースのついたブラがのぞいていた。
年齢に
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