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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十九話
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をそっと撫でる。
「別に気にしないでいいよ。こっちこそ、風景の手掛かりになれずにごめん。だけど、きっと次もある。だから、一緒に頑張ろ?」
「ぁ、ありがとう…」
僕が頭を撫でながらそう言って微笑んで見せると、カノンノは頷いた後、顔を赤くして僕の顔を見た。
「……?…どうかした…?」
「うん…何だか今の顔…。お父さんとお母さんみたいだった…」
「えっ……?」
カノンノの唐突なその言葉に思わず驚いてしまう。いや、そりゃいきなりそんな事言われたら驚くけど、それよりも……確かカノンノの両親は……―
「…でも、実際は、お父さんやお母さんの事なんて、何一つ覚えてないんだけどね…。お父さんもお母さんも、立派な医者で…でも、私が生まれてすぐに、戦争で死んでしまったって。ロックスに、そう聞いたんだ」
そう、僕もその事はロックスさんから聞いてしまった。
彼女の両親は、前作のように…亡くなっているんだ。両親の顔を見て、覚える前に…。
「……なんか……ごめん…」
「ううん、いいの。お父さんの事もお母さんの事も何も知らないけれど、衛司のさっきの顔を見たら、こんな風に笑ってくれてたのかなって思ったの」
「そう……寂しくはない…?」
「大丈夫だよ。寂しい時もあったけどロックスが居てくれたし、それに、今は皆や衛司がいるから平気だよ」
「……そっか」
そう言って微笑むカノンノに、僕は一言そう言うと、再びカノンノの頭を撫でた。何故だか彼女の笑った表情を見ると、どこか安心出来るから。
「ん……ありがとう。また、何か描けたら見せて上げるから、絶対に見てね」
「…うん、分かった。約束するよ」
カノンノの言葉に頷いて応えると、僕達は指切りで、約束をしたのだった。
―――――――――――――
「――…体調は大丈夫そうか?」
それから暫くして、医務室に僕以外が居なくなった頃、僕の木刀を持ってクラトス師匠が帰ってきた。
「はい……色々あったけど、至って元気です」
「そうか…。…お前の木刀について調べさせてもらったが…色々と分かった事がある」
僕の言葉に、クラトス師匠は小さく笑った後、真剣な表情になりそう言った。
僕の木刀について……?
「この木刀だが……恐らくこれは『世界樹』から創られている」
「『世界樹』から…っ!?」
クラトス師匠の言葉に、思わず驚いてしまう。世界樹から創られた木刀って……。
「始めはお前が此処に来てから今まで使って、どうして折れないどころか皹すら入らないのか気になって調べてみ
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