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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十九話
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……メリア…僕、実はまだお腹がへってなくて…」
「……あーん……(涙目+上目遣い)」
「……あーん」
……負けたよ、完敗だよ。
勝てるわけ……ないじゃないか。メリアはそれが嬉しいのか満面の笑みを浮かべる。メリア、君は悪魔か……?
仕方無く、メリアがこちらに向けるおかずをゆっくりと口に含む。
正直言おう。恥ずかしすぎて全っ然、味が分からない。
メリアはそんな事お構いなしにお箸でおかずやご飯をつかんで僕に向ける。
はぁ……こんな所もし誰かに見られたら僕は…―――
「おーい、兄弟《ブラザー》!見舞いにきてやった……ぞ…」
「はいはい、寝たきりには甘い物がつき物って事でケーキ持ってきてあげたわ……よ…」
――そんな時、素晴らしいくらいのタイミングでヴォイトとロッタが入ってきて、静止した。
さて、問題だ。
今、二人には僕達がどう見えるだろう…?
正解…?うん、それはね……
「――私には衛司の事が分からないっ!」
「えっ、ちょ、ロッタさん!?どういう事っ!?かなり勘違いしてませんっ!?お願いだから走り去らないでっ!!」
「――ぁー……すまん、ブラザー……邪魔したな…」
「待ってヴォイトっ!そんな顔しながら出てかないでよっ!お願いだから助けてよっ!勘違いだから助けてよぉぉぉっ!!」
――こうなるのさ。
この後、なんとか二人の誤解を解くことが出来ました。
もうさ……早く医務室から出たいよ。
―――――――――――――
「――そ、そんな事があったんだ……」
「……うん…泣きたくなったよ」
医務室に入ってからの出来事をある程度話すと、それに対してカノンノは苦笑いを浮かべていた。
「それにしても……メリア、そんな事したんだ……(羨ましいなー…)」
「うん…そうなんだけど……どうかした…?」
「あ、ううん、何でもないよっ!」
僕が話した後、ボーっと僕の顔を見ていたカノンノに小さく首を傾げると慌てた素振りを見せる。
「そ、それよりどうかな?今回の風景は……?」
そう言って、医務室に来たときから僕に渡して見せてきたスケッチブックの方を見るカノンノ。
「うん……ごめん、やっぱり分からないや」
「そっかぁ……力になれると思ってたけど…ごめん。何も出来なかったね…」
スケッチブックに描かれた風景に首を振って応えるとそう言って俯いてしまうカノンノ。
確かにこの風景は分からないけど……『記憶がない』って嘘を付き続けるのって、やっぱり罪悪感が出る。
そう思うと、俯いているカノンノの頭
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