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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第005弾 凪優とキンジとアリア@Night
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そっか一安心・・・・・。
瑠璃の言葉に安堵する私。マジ焦った・・・・。
「まぁ、そのうちね」
「『そのうち』って何時だよ」
「キンジが強襲科(アサルト)であたしのPT(パーティー)に入るって言うまで」
「でももう夜だぞ?」
「何が何でも入ってもらうわ。《《私には時間が無いの》》。うんと言わないなら―」
「《《私には時間が無いの》》。」・・・・・??
何か引っかかるな・・・・。後で兄様に連絡しておくか。
「〈ねぇ、どうかしたの?凪優〉」
「え!?あ、ううん。何でもない。どうかしたの、瑠璃?」
「〈ああ。今、私はとてつもなく嫌な予感がするんだが・・・・・〉」
「奇遇ね。私もそんな気がするわ。瑠璃」
「言わねーよ。なら?どうするつもりだ。やってみろ」
毅然とした態度で断り、煽るキンジ。
「〈なぁ、凪優。アイツは莫迦か?とてつもない阿呆か?〉」
「言うな。思ってても黙ってた方が良い」
「アリアは大きな眼でぎろりとキンジを睨み、
「言わないなら、泊まっていくから」
私の中で考えうる最悪な答えをアリアは言い放った。
私は最早溜息しか出なかった。瑠璃も同様である。
キンジは頬が痙攣を起こしたかのように引きつっていた。
「ちょっ・・・・ちょっと待て!何言ってんだ!絶対ダメだ!帰れ・・・うぇっ」
ぅおい!何リバースし(吐きかけ)てるの!?汚いし、掃除も大変だし、するなよ!?
したら〆るかんね!?
「〈必死だね・・・・・〉}
「当たり前だ!」
なんとかリバースせ(吐か)ずに済んだ・・・・。
一安心・・・・。
「五月蝿い!泊まっていくったら泊まっていくから!長期戦になる事態も想定済みよ!」
m9っ`Д´) ビシッ!!
と、玄関のトランクを指さしつつ、キンジを睨みキレ気味に叫ぶアリア。
やっぱり宿泊セットだったのか。トランク(アレ)
「やはりさっきの言葉の意図に答えが・・・・?」
そう考えていたら、
「―出てけ!」
キンジではなく、アリアが何故かその台詞を発していた。
「な、なんで俺が出て行かなきゃいけないんだよ!ここはお前の部屋か!」
「分からず屋にはおしおきよ!外で頭冷やしてきなさい!暫く戻ってくるな!」
なんか喧嘩が始まっていた。
もう、勘弁せぇよ・・・・・・・。
「〈どうにかしないの?凪優〉」
「仕方無い・・・・・・。」
そう言ってアリアの背後に行き、首根っこを掴んで空き部屋にぶん投げる。
ぶんっ!
ぼすっ!
クッションに着地したのを確認し、その部屋の扉を閉める。
「ちょ、いきなり何すんのよ!」
「煩い。自業自得だ。てめーもそこでしばらく頭冷やしてろ。時間になったらそこから出してやる。いいな?」
「・・・・・・・・・はい」
私の怒気に気圧され黙るアリア。

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