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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第53話
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達は絶対に見過ごせないわ。」
「リィンはメンフィル帝国の貴族かつメンフィル帝国軍の一員なのですから、メンフィルの戦争相手である貴方達エレボニアの士官学院の関係者に戻れば、リィンもそうですがリィンの家族の未来は決して明るい未来にならない事は目に見えています。私達はリィンのクラスメイトとして…………仲間として、リィン達の将来を奪おうとする貴方達の行動は決して許せるものではありません。」
「そ、それは…………」
「………………………………」
エーデルガルトとイングリットの話に反論できないエマは辛そうな表情で答えを濁し、オリヴァルト皇子は辛そうな表情で顔を俯かせて黙り込んでいた。

「――――――リィンは俺達”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”の一員としての気持ちを思い出してもらい、俺達の元に戻ってもらう。――――――それがお前達”Z組”に対する俺達”黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)”の”宣戦布告”だ。」
「そしてそれがリィンがこれから歩む”正しい道”でもあるわ。それでもなおリィンの行く道を阻むというのであれば、私達が相手になってあげるわ。」
「ま、俺達よりも先にエリゼあたりが阻むかもしれねぇけどな。”リィンがメンフィル帝国軍側で戦っている事が間違い”と思っているお前達の傲慢と我儘、今回の戦争で徹底的に叩き潰してやるぜ。」
そしてディミトリ、エーデルガルト、クロードは堂々とアリサ達に宣言し
「…………っ!そんなこと、絶対にさせないわ!」
「リィンの”友”としてリィンを…………そして其方たちを必ず止めてみせる。」
「リィンの”今の仲間”はわたし達。”リィンにとっての過去”はそっちなんだから、今頃しゃしゃり出てきた所で無駄だって事を思い知らせてあげる。」
「この先例えどれほどの苦境が待っていようと、オレ達は必ず仲間を取り戻す!」
「クロウも取り戻す事ができたんだ…………だから、リィン達を取り戻す方法は必ずあるはず!僕達は絶対に諦めないよ!」
「俺達を”腰抜け”やら”リィンを腑抜けさせた原因”と侮辱した貴様らの評価がどれほど間違っていたかを、今後の活動で思い知らせてやる。」
「そしてリィン達を取り戻そうとしている事が僕達の傲慢や我儘じゃないってことを、君達にもわかってもらう!」
「ま、今度は俺があいつに”利子”を請求する番だからな。”利子”を返済してもらう為にも、首に縄をかけてでもあいつを取り戻すし、お前達がそれを邪魔するって言うんなら、容赦はしないぜ?」
一方三人の宣言に対してアリサ達Z組もそれぞれ決意の表情を浮かべて宣言し
「やれやれ………ほんとアンタたちと来たら。」
「えへへ、それでこそみんなだよ!」
「………………………………」
(オリビエ…………?)
「ふふっ、この様子だとZ組の士気を折ると思われたそちらの
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