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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第52話
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の”魔神”で、もう一人の弓使いの女性は”フィア”という名前の”女神”という事だけよ。」
フィーの質問に答えたレンの答えを聞いたアリサ達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「また”魔神”と”女神”かよ…………」
「い、一体どういう人達なんだろう…………?」
我に返ったクロウは呆れた表情で呟き、エリオットは不安そうな表情で呟いた。

「それにしても女神もそうだが天使も”魔王”である貴様にとっては相反する存在なのに、よく争わずに連中の事をそんな暢気に話していられるな。」
「うふふ、私は基本面白ければ何でもいいという考えだから、一々種族どうこうを気にする細かい性格じゃないもの。――――――むしろ、無自覚で種族関係なく次々と色んな女の子達を落としていっている今の状況は見ていて面白いくらいよ♪色々と腹に一物を抱えているミュゼは当然としてすっかりご主人様になついたアルティナ、そしてご主人様の昔からの知り合いのステラも一体いつ落ちるのか見物よ〜?」
ユーシスの質問に対して答えたベルフェゴールの答えにアリサ達はそれぞれ脱力し
「”そういう所”に関してだけは相変わらずなんだな、リィンは…………」
「しかもちゃっかり、黒兎まで落としていたとはね…………多分、黒兎に感情をさらけ出すようになった話にも関係しているのでしょうね…………」
「フフ、リィンだから間違いなく関わっているだろうな。」
「というかあの黒兎がリィン君になついているなんて、個人的にはあの黒兎がリィン君にどんな風に接しているのか興味があるわ。」
「やれやれ、話には聞いてはいたが相当罪深い男のようじゃの、現代の灰の起動者(ライザー)は。」
「アハハ〜、それに関しては否定できない所が辛い所ですね〜。」
我に返ったマキアスとサラは呆れた表情で呟き、ガイウスは苦笑し、クロチルダは興味ありげな表情をし、呆れた表情で溜息を吐いたローゼリアの言葉にトマスは苦笑していた。

「…………そのステラとやらはリィンの昔の知り合いらしいけど、もしかしてその人ってあの時ゼノと”閃撃”を狙撃した黒髪の銃使いの女騎士の事?」
「ええ。――――――ステラ・ディアメル。元々はエレボニア帝国貴族の令嬢だったんだけど、実家に嫌気がさしてメンフィルに亡命すると同時にメンフィル軍に入隊して、狙撃を含めた銃の腕前が評価されて訓練兵卒業後はリフィアお姉様の親衛隊に抜擢されたエリート軍人で、訓練兵時代はリィンお兄さんとペアを組んで学んでいたらしいから、リィンお兄さんにとっては訓練兵時代の相棒(パートナー)でもあったそうよ。」
「…………!?」
「な――――――あの銃使いの女性がエレボニア帝国貴族の出身だと…………!?」
「しかも実家に嫌気がさしたからといって、そこまでするなんて、そのお嬢さんは相当実家もそうだが
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