第52話
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はエステル達がアルスターでアルスターを襲撃したニーズヘッグの猟兵達からアルスターの民達を守っていた最中に、転位の事故によってディル=リフィーナから迷い込んできた”グラセスタ”という国で活動している傭兵とその関係者達よ。で、状況を知る為に取り敢えず事情がわかっていそうな口ぶりをしていたエステル達を手伝って猟兵達や猟兵達が操縦していた機甲兵の撃破をしたそうよ。――――――ああ、ちなみにジェダルお兄さん達が現れた場所はアリエル・レンハイムの慰霊碑がある場所よ。」
「な――――――アリエル様の…………!?」
「…………………ハハ………まさかとは思うが、母上がアルスターの民達を守る為に彼らを呼び寄せたのかもしれないね…………」
「殿下…………」
オリヴァルト皇子の質問に答えたレンの答えにミュラー少佐は驚きの声を上げ、オリヴァルト皇子は呆けた後寂しげな笑みを浮かべ、オリヴァルト皇子の様子をアルゼイド子爵は心配そうに見守っていた。
「”傭兵”…………そういえばカレル離宮での戦いの時もヴァイスハイト皇帝に雇われてリィン達に加勢していたような口ぶりだったわね…………」
「正しくは”ルシティーネ卿に雇われている抜闘士”なんだけどね、ジェダルお兄さんの場合。」
真剣な表情で考え込みながら呟いたサラの言葉にレンが指摘し
「”抜闘士”とは何なのだ?」
「それに”ルシティーネ卿に雇われている”と仰っていましたが、まさかあのメンバーの中に貴族のような存在がいたのですか?」
レンの言葉が気になったガイウスとユーシスはそれぞれ質問した。
「ジェダルお兄さん達の中に小さな人形みたいな存在がいたでしょう?その人形がリリカ・ルシティーネ卿――――――”グラセスタ”という国の大貴族の一つである”ルシティーネ家”の当主にしてジェダルお兄さんの”真の雇い主”よ。」
「そういえばそのような存在も”西風の旅団”と戦っていましたね…………」
「うむ…………光と大地もそうじゃが、味方の支援や回復する魔術も扱っておったな…………」
レンの説明を聞いたエマとローゼリアはカレル離宮での戦いを思い返していた。
「ちなみに”抜闘士”は”グラセスタ”で言う”自由民”――――――つまり、こちらの世界では”傭兵兼平民”を意味する言葉だそうよ。」
「よ、”傭兵兼平民”って意味不明なんですけど…………」
更に説明したレンの話を聞いた仲間達がそれぞれ冷や汗をかいている中アリサがジト目で指摘し
「”グラセスタ”という国は他の国々と比べると少々…………いえ、かなり”変わった”国らしくてね。グラセスタは元々は地下王国であった魔族国を滅ぼして、その滅ぼした国の地上に作られた国だそうなのだけど、その滅んだ国の地下にあるその大迷宮――――――”黒の抗”という場所は未だ魔物や生き残った
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