第52話
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ス”の”頂点”の存在である彼女にそこまで思われるなんて、ある意味光栄かもしれないわね、リィン君は。」
ベルフェゴールの答えにその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサとトワはそれぞれ顔を真っ赤にして慌て、ユーシスは呆れた表情で呟き、クロチルダは苦笑していた。
「うふふ、ご主人様の名誉の為に言っておくけど、私達よりも前にいたハーレムメンバーであるエリゼ達は知らないけど最近新しいご主人様のハーレムメンバーになった女の子たちは私も含めて、みんな自分からご主人様を押し倒したから、ご主人様は今の状況になっても”そういう方面”に関しては超鈍感なのは相変わらずよ♪」
「ア、アハハ…………”そういう事”に関しては変わっていないみたいだね、リィン君…………」
「むしろそこに関しては変わって欲しかったわ…………」
ベルフェゴールの話にアリサ達が再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中トワは苦笑し、サラは呆れた表情で溜息を吐いた。
「あ、あれ?ちょ、ちょっと待って!?ベルフェゴールさんの話だと、”最近リィンとそういう関係になった女性全員は自分からリィンを押し倒した”って事は…………」
「ま、まままままま、まさかアルフィン皇女殿下まで…………!?」
「さすがにそれはありえないと思うのだが…………皇女殿下は淑女としての教育を当然受けているのだから、そのようなはしたない事はされないと思うのだが…………」
一方ある事に気づいたエリオットは信じられない表情をし、マキアスは混乱し、ラウラは困惑の表情で呟いた。
「ハッハッハッ、ラウラ君、それは甘い考えだと思うよ?アルフィンは君達も知っての通り、私のように猫を被るのが上手いからね。ましてやアルフィンはメンフィルが要求したアルフィンへの処分の件で身分を捨てさせられたことでリィン君とアルフィンを阻んでいた一番の問題である身分差が逆転したんだから、これ幸いと思ってリィン君を押し倒したんだろうね♪それにメンフィル帝国の大使館でパント臨時大使閣下も仰っていたじゃないか、『今頃アルフィン殿は彼自身が遠慮していても自らの意志で彼の”使用人兼娼婦”を務めていると思いますよ?』と。
「……………………」
暢気に笑いながら指摘したオリヴァルト皇子の推測にアリサ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中ミュラー少佐は顔に無数の青筋を立てて黙っていた。
「うふふ、それでベルフェゴールお姉さん、実際の所はどうなのかしら?」
「ええ、アルフィンがご主人様の所に来たその日の夜にご主人様の所に来て『わたくしは”ご主人様”にお仕えする使用人であり、”ご主人様”の”性欲”を発散させる為の存在であるご主人様専用の”娼婦”。わたくしが本当の意味でご主人様専用の”娼婦”である”証”を作る為に、ご主人様の欲望のままにどう
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