『Ha:Na』
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今もふと振り向く。
あの頃の君に似た横顔がスレ違うとドクッと鼓動が跳ね上がる。
居るワケ無い。あの頃のまんまじゃ無い。もう違う。私の知ってる君は居ない。解ってるのにね。
君の為にと身を引いた。後悔は無い筈なのに何でだろう。悲しくて苦しくておかしくなりそう。
だから、君に似た子を拐いそうになったり、そんな時もあった。
記憶の中の君の笑顔にほだされ、励まされた。でも、君の泣き顔が浮かぶと後悔に押し潰される。
君の未来を壊さない為に永遠のサヨナラを覚悟した私は強く在るべきだ。
いっそ君を忘れられたらラクになれるだろうか...。
君は笑ってるだろうか...泣いてないだろうか...。
君は君だけの華を咲かせてるだろうか...。
其れは何色でどんな華だろうか...。
僕は祈るしかできないけれど、誰よりも君の幸せを...。
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