決勝戦
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。」
二輌が他の五両とは違う方向に走っていった。
「梨華は、前回から参加だけど経験があるからまほさん以外には負けることは考えられないよ。」
「去年もまほさんとみほに挟まれただけですか、警戒するのはやっぱり。」
「西住まほ。」
梨華が最後にまほの名前を出した。
『こちら北海学園、二号。黒森峰女学院と相討ちになりました。後は頼みます。』
「『了解しました。』梨華、相討ちで一輌撃破です。」
「さやね、後どれくらいかかりそうですか。」
梨華の焦りは余計に大きくなった。
「青葉に通信、一輌でも多く撃破して、と伝えて。」
「了解です。」
「さやねはスピードを上げて、絵里は直に見えてくる戦車に正確に砲撃を加えて。」
「了解です。」
『こちら白河女子高の氷華です。四号と五号が黒森峰女学院一輌と相討ちで撃破されました。』
『氷華、白河女子高は残り何輌?』
『全部あわせて五輌です。』
『そちらにいる三輌の残り小ミサイル弾の合計は?』
『合計で七弾です。』
梨華は思い詰めた表情からなにかを考え付いた表情に変わった。
『残りの小ミサイル弾で八輌まで敵を少なくして。』
『了解です。』
「裕香。青葉に通信で、白河女子高の小ミサイル弾による攻撃終了後に二発で一輌を撃破するように伝えて。その通信終了後、北海に連絡して、二輌で一輌を撃破するように伝えて。」
「はい。梨華、小ミサイル弾が発射されたそうです。」
「結果は?」
「現在、確認中です。」
『黒森峰女学院、三輌撃破。残り八輌です。大洗女子学園は残り十五輌。』
審判からの通信にあったように、大洗が今の所の圧勝していた。
『こちら氷華。小ミサイル弾を全て使用したため、砲弾による攻撃を開始します。』
『青葉の援助をしながら撃ってね。』
『はい。』
「梨華、敵戦車を発見したよ。」
絵里が発見した戦車はまほさんの戦車だった。
「絵里、まだ撃たないで。亜依、小ミサイル弾全弾をまほさんの戦車に照準をあわせて。」
「わかりました。」
「はやにも同じように伝えて。」
「了解です。」
亜依が細かい設定と照準を完了させると、
「完了しました。」
「梨華、敵が気づいたみたい。砲台が回転しています。」
『はや、まだ?』
『いつでも行けるよ。』
『カウント開始。5.4.3.2.1.0発射。』
二輌から小ミサイル弾(全10弾)、砲弾(2弾)が放たれた、
「みほたちにも一斉攻撃を指示して。」
「了解。」
「砲弾が当たったのを確認。それと小ミサイル弾の全弾当たりました。」
「よっしゃー。」
「もう怖いのないよ。パンツァーフォー。」
最後にフラッグ車を狙うために二輌は進んだ。
『黒森峰女学院、フラッグ車戦闘不能。よって大洗女子学園の勝利です。』
「一同、礼。」
蝶野
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