暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは-白銀の断罪者-
1st Episode 白銀の断罪者
烈火と断罪の邂逅
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に来なくとも何らかの対処はしているはず

時間をかければ逃げ切ることが難しくなる

………賭けるか

分の悪い賭けだが現状最善と言える

「む?」

俺の構えが変わったことに警戒するシグナム

ああ、警戒してくれ

そちらのほうがこちらの成功確率が上がる

剣と足に魔力を込めていく

「………」

「………」

お互いが警戒し合うためどちらも動かない

十秒…

三十秒…

向き合ったまま時間が過ぎてゆく

が、こちらの魔力が最大まで溜められた

警戒しすぎて何もしてこないのは愚策だったな…

俺は足に溜めた魔力を全て炸裂させ一気にシグナムの懐まで入る

「!」

その俺に反応して剣を振るうシグナム

俺も剣を振り、シグナムを通り過ぎる

その速度のままそこから離れていく





ある程度まで離れたところで俺は転移しそこから数回転移を繰り返した

『お見事です、賭けには我々が勝ちましたね』

と話しかけてくるが

「残念ながら引き分け…それどころか俺の負けだな…」

『どういう意味ですか?』

わからないようで聞いてくる

「最後の一太刀を貰った…」

と脇腹を見る

そこにはざっくりと斬られた跡が残っている

「これでシグナムのデバイスには俺の血が付着した…」

『調べられれば…』

見つかるのも時間の問題…ということだな

「今は先のことは気にしないでおこう。さっさとこの傷を治すのが先だ」

『そうですね』

そうしてシオンの家を目指すのだった







「っく!」

私は斬られた脇腹を見る

割と深くまで斬られたようだ

私としたことが相手の策に気づかないとは、なんという失態だ

だが………

「斬られたのに嬉しいとはな…」

私は新たな好敵手を発見できた事を喜んだ

「【断罪者】いつかこの借りは返すぞ」





ちなみに

シグナムさんはいつもの調子で剣に付着した血を拭き取り洗った事で後日はやてにダメ出しされるのであった
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