暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:29 命のゆらぎ
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
瞳を覗き込む七に、ごめんねという意味も込めて答える。
するとパッと抱きついてた腕を緩めて、小さく笑ってから。
「……なら良い。お父さん私もココア飲みたい」
「はいはい。はな君は?」
「私は平気ですよ。七が飲み終えたら私も休みますね」
「……お布団から居なくなってたから驚いた。また一緒に眠ろう?」
さっきとは打って変わって、ふにゃりと今にも瞼が落ちそうだ。
きっと私が居なくなってて驚いて探しに来たんだろうな。
……答えを得た、いやその答えは、私なりの答えは時間を掛けて見つけるとして。
今は。
「うん、もう一度眠ろう。今度はちゃんと一緒に居るから」
少しずつ私を形成していく事に専念しましょうか。
……そう言えば、外にギンガ様と主の反応がありますが、どうかしたんでしょうか?
何も無ければ良いのですが。
――sideギンガ――
4日後に帰る。4日しか居られない。4日も居られる。
言い方は色々あるし、きっと皆さんは4日後に帰るという感覚なんだろう。だけど、私は――
――――
客間で静かに眠るスバル。皆の前だと明るいけれど、本来は大人しい子という現れなのか眠る時は、本当に大人しく静かに寝息を立てている。
ミッドチルダのお家と違って、耳をすませば時折家の前を走る車の音や、畳と木の匂いがしたり良い意味で慣れなくて、不思議と落ち着ける。
なのに……。
隣のスバルを起こさないように、一階で眠る母さんを起こさないようにゆっくりと玄関を潜って、夜風に当たる。
空を見上げれば……ミッドと違って月は1つ。ほんの少し歪んでいるけれど、殆ど真円に近くて、柔らかい光を発している。
やっぱり、この世界の空気は不思議で、落ち着くのに落ち着かないなと矛盾を思う。
こうして自分がいるけれど、ミッドチルダには当たり前にある魔力というものが世界に無いというのが、本当に新鮮な感覚だからだと思う。
加えて、月を背に違う空を見上げても……知ってる星というものが全く無いし、月明かりであまり見えないというのも勿体ない。
こんな時に、飛行魔法を取得しておけばと後悔してしまう。
もちろん、ウィングロードの上をブリッツと一緒に走るのは気持ちがいいし。ブリッツと出会った時はずっと一緒に走っていたけど。
こんな夜に、夜風と共に飛べたら……と考えることはある。
ふと、ココには居ない友達を……アーチェを思い出した。
シスターで騎士をしている、変わった女の子を。
シスター服をモチーフの騎士団の防護服の時は、機動力と重い手数に比重を置いたスタイルに対して、本来の防護服の時は機動力を捨てて、装甲と重い一
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ