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ランガーオ村の話その2
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俺は、村王の家に向かった

[ランガーオ村 村王の家]

カズマ「失礼します。あなたが村王ですか?

クリフゲーン「ガハハ!!そうじゃ、ワシが村王クリフゲーンじゃ。ところで、カズマ聞いたぞ!死んでいたのに生き返ったそうじゃないかおまけに記憶までも失うとはな!マイユのやつも驚いておったぞ」

村王の部屋に入ると、村王自ら挨拶してくれた。

カズマ「ところで村王。マイユの部屋はどこですか?」

クリフゲーン「マイユの部屋ならあそこじゃ」

俺はマイユの部屋に向かった

[マイユの部屋]

マイユ「ロンダの氷穴にもいなかった......ジーガンフ......あなたは今どこで何をしているの?」

カズマ「よぉ、マイユ」

マイユ「あらカズマさん。どうしたんですか?」

カズマ「あ、あの.....助けてくれてありがとよ......」

マイユ「まあ!わざわざお礼をしに来たんですか!良いんですよ。カズマさんが無事で本当に良かった。あら........?」

カズマ「ん?」

マイユは俺の腰をまじまじと見る

マイユ「カズマさん。ルーラーストーンはどうしたんですか?」

カズマ「ルーラーストーン?」

マイユ「あ、記憶喪失でしたんでよね。ルーラーストーンというのは、使うと記憶させた場所に一瞬で飛べる魔法の石ですよ」

ルーラーストーン.....便利な世の中だな。エテーネ村がどんだけ田舎だったのかが分かるよ......そうだこの体のやつが何をしていたのか聞いてみるか

カズマ「なぁ、マイユ」

マイユ「何ですか?」

カズマ「俺って一体記憶を失う前は何をしてたんだ」

マイユ「カズマさんは、一年ほど前、修行のためにこの村へいらっしゃったんです。熱心に修行してましたよ、思い出せませんか?」

なるほど、この体のやつはこの村の人間じゃないのか。それに熱心に修行していたと......修行に熱心なのは昔の俺と一緒だな

マイユ「そういえば、カズマさんはどうしてあんな所で倒れていたんでしょう?めったに人が行かない所で倒れていたから私も気になっていたんです。あそこに行けば、何か思い出すかしら......ロンダの氷穴の場所は、分かりますか?」

カズマ「いや全然」

マイユ「ロンダの氷穴は、村を出て、道なりに西へ進むと見える橋を渡った先の氷の洞窟です。カズマさんはその氷穴を南西に抜けた先の、ロンダ岬で倒れていました。もしかしたらルーラーストーンもそこに........?ロンダの氷穴へ行くなら、気をつけて下さいね」

カズマ「忠告ありがとう。んじゃ行ってくる」

俺は、村王の家を出て、村を出た

[ランガーオ山地]

カズマ「えーっと確か、南西に行けばいいんだな」

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