第2話
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けど。人間ですらないのにしゃしゃり出てこないでいただきたいねぇ。第一ホームズとかほんとにそんな人物ほんとにいたんだろうかも怪しいしねぇ」
「まぁ自分が真実かどうか推理を聞いてからにしてもらいたいですね」
「率直に聞きたい。犯人は?」
「えぇ、横溝刑事が最初から睨んでいる通り、笹井宣一さん。あなたなんですよ。」
「何を言いだしたかと思えば、ばかばかしい。自分にはアリバイがあるんだよ」
「あぁ、「天」と一緒に写っていたあれですか。あの写真は本当に今日撮ったものなんですか?」
「な!?」
「これは本日の祭り会場見取り図です。警察の人に僕がお願いして取り寄せてもらった見取り図だ。これとその写真を見比べて見てください。ほら毛利小五郎さんもご一緒に」
「どれどれ?」
「んーーーーあ!!」
「「「夜店の並んでる順番が違う!!」」」
「そう、笹井さんにお尋ねします。ここは本日のどの位置からとったものなんですか?」
「・・・・・・・・」
「まだ、あります。写真の「天」と他の写真をよく見比べてください。何か違うところがありませんか?」
そして、横溝と小五郎は再び写真を見つめる。
そして・・・
「「・・・・・」」
「あなたの手首はどういうことなんでしょうかねぇ」
「日焼けの後がどこにもないではないか!!」
「「さぁ・・・・いつ撮ったものなのか吐いていただきましょうか」
こうして現行犯で逮捕された。
「いやー伝説で聞いてた通りの名探偵っぷり。大変参考になりました!!」
「いやーこれでも長年顧問探偵を務めていましたからねぇ」
そして、遠くからは。
「君はいかなくていいのかい?」
「マーリンさん・・・いいよ。(まじで凄かった。あれがシャーロック・ホームズの推理力!)」
静かにホームズを見つめるコナンの姿にマーリンは
「これから、大変な苦労があると思うけど頑張って」
「!へ!?なんのこと?」
「ハハハッ!!なんのことかな〜」
見事にすっとぼけるマーリンが去っていく方向に視線を向け
「(あれがすべてを見通す千里眼もちマーリンか)かなわねぇな」
苦笑いしながらそうつぶやくのだった。
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