第2章(原作2巻) 堕ちし刃(デュエル・バウト)
第19弾 交錯する事象(オーバーラップ)
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我ながら、よくあんなことができるなとか思っちゃうよ。うん。
「そういえばあんた、絶対半径幾つなの?」
突然アリアに思考を遮られた。
「え、ああ、絶対半径か。俺の絶対半径は、1684m。狙撃科の中じゃ短い方だよ」
自嘲しながら俺は言った。
「それでも私は凄いと思うけどね」
「そうか? まあ、そう言うことにしておくよ」
俺はそう言って、屋上を出ようとしたが……先程から何やら視線を感じる。
「……さっきからずっと俺のこと見てるけどさ、なんか言いたいのかレキ?」
俺は、視線を向けていた張本人であるレキの方を向いて尋ねた。
「シュウヤさん、私と???」
次にレキの口から出た言葉に俺とアリアは戦慄した。
何せ、普段のレキからは考えられない発言だったからな。
「???決闘してください」
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