第一部
認識の違い
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方体が浮いていた。
立方体の六つの面には金色の目に似たマークが付けられていている。
この立方体が何なのかは不明だ。
判明しているのはこれが見下ろしている空間でしか【古神旧印】の奪い合いをすることが出来なくなっているということ。
で、肝心の試合なのだが紫闇にとってはなかなか見応えの有る内容であった。
しかし弥以覇と焔は退屈だったらしい。
レイアは口に入れた物を噛む回数が30回以上になるよう集中しており見ていなかった。
「みんな興味無さすぎでしょ……」
紫闇は三人が強い奴や『鬼』にしか気を引かれないということを改めて実感する。
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