第8話 初陣そして遭遇
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と共に乗せられ→移動中に現保護責任者の裏事情について聞き→ある島につく→ゾンビカーニバル!…どうしてこうなった。
「こういうことになるなら、武器持ってけとか言えよ!」
叫ぶと同時に包囲の一番薄い箇所に向かって突進する。薄いといっても数体の大人の食屍鬼がいるが十把一絡げに制圧する…のは無理なので、手に持った剣を投擲して一番前にいる2体の急所に直撃させて葬り、後方にいた残りに向かって、
「ウラァ!」
強烈な蹴りを頭部に向かって放ちまとめて粉砕する。そのまま蹴りの勢いを殺さずにその場を離脱。いったん家屋の上に退避して身を隠す。
「敵の数に対してこっちの攻撃手段がほぼ近接一択とかどんなムリゲーだし」
とぼやきながら数少ない自分の装備を確認する。
「フォースからもらった試供品の『黒鍵』が残り11本。それに加えてレオ神父からもらったお助け用の発炎筒が一本、飛び道具はほとんどなし、魔法も使えるほどではない。しかもあいつ等に幻術は効かないときてる」
さっきのやり取りで使ってはいたけどあのゾンビもどき…ちぃさん曰く食屍鬼だっけか?何の変化もなかったからな。
「黒鍵に関してはこんな乱戦じゃさっきみたいに回収してる暇は無いから多分そう遠くないうちに無くなるとして、でも発炎筒に至っては使ってしまったら向こうで死徒とかいう強いのと戦ってるちぃさん達に迷惑がかかるか。…それ以上に巻き添えくいそうだけど」
少し離れた場所に赤く光っている方向を見る。…明らかに燃えてるよねアレ。しかも時折爆発音が聞こえるし。あの神父棺桶に何詰め込んでんだ?
「ちぃさんとあの神父さんどんだけハッスルしてるんだよ…その元気を俺にも少し分けて欲しいくらいだよ」
屋根の端から顔を出して周囲をみるがやはり、食屍鬼だらけだ。今感じる気配だけでも100は越しているんじゃなかろうか?
「リアルに詰んだ…もう覚悟決めて素手で無双したるか」
無双云々は兎も角、ここから先は純格闘戦になるため今自分が使える数少ない魔法を使って身体硬化をかける。それにちぃさん達の戦ってる場所に思ったよりも近くなっている以上離れたほうが得策かもしれない。このままではアレに釣られて食屍鬼たちが寄って来かねん。
「死徒か…」
ちぃさんが戦ってるのは俺が戦ってる食屍鬼よりもはるかに個体として強いらしく(もっともちぃさん達には紙屑の如く吹き飛ばされていたが)、素人の俺にはあまりお薦めできないらしい。なんでも、食屍鬼のように頭部を破壊するか肉体を活動不能に追い込むといった分かりやすい弱点が存在しないらしく、『核』と呼ばれる部位を完全に破壊しないといけないらしい。ちなみに死徒の上には真祖と呼ばれるある方法を除いて殺すことの出来ない最強の存在が君臨しているらしい。ちなみ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ