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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十八話
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「誰…?」
アンジュの言葉に気付いたのか、此方を見て低めな声を出した少女。
「あなたは一体何者なの!?」
「ラザリス…。僕は、ラザリス…」
「あなたが人々の願いを叶えてきたの?願いを叶えるのはなぜ?」
アンジュの質問に少女、ラザリスは小さく首を傾げてみせる。
「…どうしてかな?実のところ僕にもわからない。けども、君らから少しずつ世界を知るには都合が良かったからだと思う」
「あなたが願いを叶えた生物から、学習した。こういう事ですか?」
「そうなるかな。『願いを叶えて』と、向こうから僕に接触してきたからね。この世界に出たばかりの時は、僕にも接触する能力がなかった。でも、やがてあらゆる生物が僕の方へ手を伸ばしたんだ」
ジェイドの問いに、ラザリスは小さく頷いた後そう言いながら説明を続ける。
「願いを叶えるという意志のコネクトを通じて、僕はこの世界の生命力と情報を少しずつ手に入れた。おかげで実体も思考も手に入れた。思う存分、僕の好きな様に力を振るう事が出来る」
「あなたは、さっき世界の生命力と情報を手に入れたと言ったけれど…あなたは、ヒトじゃない。…何者なの…?」
「――僕は、この世界ルミナシアの様に、誕生するはずだった『世界』だ」
アンジュの言葉に、先程まで低めだった声が、やや強くなってそうラザリスは答える。
誕生するはずだった…『世界』…?
「ああ…、ああ…。この世界にはうんざりだ!僕ならもっといい世界になるはずだった!!こんな、腐りきった世界をもたらすヒトがいる世界なんて、僕なら造らなかった!!」
「「「っ!?」」」
突如、声が荒くなり、何事かと思った瞬間、ラザリスが腕を横凪ぎ振るい、大きな衝撃が身体に当たったのを感じ吹き飛ばされ、僕はそのまま飛ばされ壁に直撃した。
くぅっ……さっきの戦闘やオーバーリミッツの消耗もあってか……意識が……。
「――…君は……へぇ……『イレギュラー』、か…」
そんな声が聞こえた直後……僕の意識はなくなった…。
―――――――――――――
「――っ…此処は……」
「――……ぁ……衛司!!目が覚めたんだねっ!!」
軽く感じた痛みにゆっくりと目を覚ましていくと、そこは意識を失う前のアルマナック遺跡ではなく、見慣れたバンエルティア号の医務室であり、目の前で安心した表情を浮かべるカノンノとメリアが居た。
「あれ……カノンノ…メリア……そうだ!ラザリスはっ!?暁の従者の人達はっ!?……っ!」
「……衛司、あんまり騒いだら…駄目…」
「そうだよ、落ち
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