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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十八話
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事内部で作ってて本当に平和なんて勝ち取れんのかよっ!?」
僕の言葉に徐々に俯いていく暁の従者。僕はそれに向け、下ろしていた木刀をゆっくりと突き付ける。
「これでまだ分からないならもう一回言ってやる。アンタ等がやってる事は…何も知らない子供を兵器として扱った挙げ句、戦争を起こそうとしている……帝国や星晶を独占する国よりも、よっぽど屑なんだよっ!!」
何も言えなくなった暁の従者に、僕はイラついた感情をのせて、今声の出る限りそう言ってやる。
「――わ、我々は……っ!?」
しばらくして、暁の従者が何か言葉を出そうとした時、それは起こった。暁の従者の身体に、『赤い煙』が現れたのだ。
「こ、これは……っ!?」
「身体が…、身体がぁぁぁぁ!!」
突然の出来事に慌てる暁の従者。
メリア達もそれに気付き、僕の周りに集まる。
そして…それは起こった。
「ヒィッ!?な、何だっ、この姿は!!」
「まさか…、生物変化現象!?」
隣にいるアンジュの言葉通り、暁の従者の二人に『生物変化』が起こった。
「あぁぁ、…なぜ。なぜだ、なぜ…こんな姿に。ラザリス様…」
「ラザリス様…助けて下さい…。ディセンダー、ラザリス様ぁぁぁ!!」
そんな悲痛そうな声を上げながら、生物変化を起こした二人は奥へと走っていった。
あれが…『願いを叶える存在』に祈った人の末路、か…。
くそっ……。
思わず俯いてしまうと、不意にアンジュに肩に手を置かれた。
「落ち込まないで、衛司。確かにあんな事になってしまったけど……衛司はよくやってくれたわ」
「……そう…かな……」
「えぇ……本当よ。それより、身体は大丈夫…?」
アンジュの言葉に気を持ち直し、そう聞かれると、少し身体を動かしてみる。
「――……ちょっとキツいけどなんとか歩けるよ。…休んでもいられないしね」
「そう……分かったわ。それじゃ、奥に向かいましょう。あの人達を……あのままにしておけないしね」
そう言われ、僕はゆっくりと頷くと奥へと向け歩き出した。
あの暁の従者の二人と…『願いを叶える』を追うために…。
―――――――――――――
――しばらく歩くと、また少し広い場所についた。ここで一応終わり、みたいだけど…。
そう、周りを見ながら歩いていると――『ソレ』は居た。
以前のジョアンさん達のように生物変化を起こした暁の従者の前に立つ、背は低めの結晶のような装飾品を身体の至る所から見せる少女。あれが……?
「あの子が…あの、赤い煙だったもの…?」
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