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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十八話
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、ディセンダー様をお助けするのだっ!!」
ジェイドの呟きに、暁の従者達は自分達の力を自慢げにそう言う。
この人達…まだ分からないのかよっ!!








「――…黙れよ」


僕の口から出たその言葉に、暁の従者が此方を見ると、僕は再度、手にした木刀を構える。


「――ねぇ、なんで分からないんだよ…。確かに、アンタ達の言いたい事は分かる……でも、今のアンタ達のやり方じゃ、帝国や星晶を独占する国と変わらないって……どうして気付かないんだよっ!!」


「我々と腐敗した国は違うっ!!我々は、ディセンダー様のお力を使い、恵まれぬ民を救っているのだっ!!」

僕の言葉に直ぐ様否定するようにそう言ってきた暁の従者。この人達は…完全に『願いを叶える存在』に目を奪われて、周りを見失ってるんだろう…。
なら……。


「そう……なら……僕はアンタ達のやり方を……全力で否定してやるっ!!」



僕がそう、強く宣言したと同時に、僕の周りに様々な色の円が姿を表した。前に見たことがある…そう、限界突破《オーバーリミッツ》だ。

そして、オーバーリミッツが出たのを確認すると、僕は先程よりも強く走り出す。オーバーリミッツをしている為、先程とは違うスピードに、暁の従者も反応が遅れる。


「――は…ァアァァァァッ!!」


「ッ……貴様…一体何をっ!?」

僕は暁の従者の近くまで接近すると、手にしていた木刀を地面へと突き刺し、集中する。
突然の僕の行動に、暁の従者は勿論、後ろで僕の様子を見ているメリア達も表情が変わるのを感じる。

だけど、今はただ意識を集中させる。
以前、クラトス師匠とユーリが言っていた。『技はイメージだ』と。
その言葉を思い出しながら、集中し、イメージを高める。
すると同時に、僕の周りに巨大な陣が浮かび上がり、それは暁の従者の地面まで伸び、メリア達の地面の前で止まる。


「なッ…これは…一体っ!?」


「――ハァ…これで……どうだぁっ!!」




陣が浮かび上がると、今度は地面から突き出る氷をイメージする。そしてイメージを完成させ、強く、そして対象である暁の従者の二人に向け、発現させるっ!!


「―これが…僕なりの…大技だぁっ!!『守護ッ!大…氷槍陣』ッ!!」




そう宣言した瞬間、浮かび上がっていた陣から複数の大きな氷槍が出現し、陣内の暁の従者の二人を貫き、ダメージを与えていく。

――『守護大氷槍陣』――


僕が守護方陣の使えるクラトス師匠やユーリ、氷を扱うヴェイグにアドバイスを教わりながら考えた僕なりの大技だ。言うなれば『守護氷槍陣』の強化版。守護氷槍陣と違うのは陣の範囲が広がり、地面か
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