第49話
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騎神を操縦する戦闘は暗黒竜との戦闘が初めて』と言っていたな…………」
「2度目の襲撃の後に、一体何があって、エリス嬢が金の騎神の起動者になったのでしょうか?」
レンの答えを聞いたエリオットは驚きの声を上げ、ラウラは考え込みながら呟き、アルゼイド子爵は真剣な表情でレンに訊ねた。そしてレンはエリスが金の騎神の起動者になった経緯を説明した。
「まさかそのような条件で”試しの場”がクロスベルで具現化していたなんて…………」
「しかもそれが”碧の大樹”が関わっていたなんてね。」
「”碧の大樹”は因果律の操作の目的の為に作られた”零の至宝”による”奇蹟”の産物ですからね…………もしかしたら、そのあたりも関係しているかもしれませんね。」
「そうね…………それこそ、”碧の大樹”が具現化している間に”零の至宝”が今後に起こる出来事を”識って”、そうなるように因果律を操作したかもしれないわね。」
「おまけにエリス君と一緒に攻略したメンバーはリィン君達どころかリウイ陛下達にセリカさん達、ヴァイス達に加えてエステル君達とロイド君達とかどう考えても超過剰戦力じゃないか…………」
「…………恐らくプリネ皇女殿下達まで”準起動者”になった理由は金の騎神を手に入れる際に、リィン達と共に攻略した事が関係しているのだろうな。」
事情を知ったエマは驚き、セリーヌは目を細め、トマスの推測にクロチルダは同意し、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟き、ミュラー少佐は静かな表情で呟いた。
「…………それでレン皇女殿下は一体何の為にこの場に現れたのでしょうか?」
「うふふ、レンがここに来た目的は二つ。一つは”光の剣匠”さん――――――いえ、”レグラム地方領主アルゼイド子爵家”の当主とその跡継ぎが揃っているから、聞きに来たのよ。”アルゼイド子爵家”は故郷であるレグラムの為にメンフィル帝国に帰属するかどうかを。」
アルゼイド子爵の問いかけに対してレンは不敵な笑みを浮かべて答え
「な――――――」
「ラ、ラウラと子爵閣下――――――”アルゼイド子爵家”がレグラムの為にメンフィル帝国に帰属するかどうかを聞きに来たって、一体どういう事ですか!?」
「!まさか…………レグラムは既にエレボニアの侵攻を開始したメンフィル・クロスベル連合によって占領されているの!?」
レンの答えにラウラが絶句している中アリサは不安そうな表情でラウラとアルゼイド子爵に視線を向け、ある事を察したサラは厳しい表情でレンを睨んだ。
「確かにエレボニアの侵攻は開始したけど、”メンフィル・クロスベル連合もそうだけど、ヴァイスラント新生軍はレグラムに危害を加えていないわよ。”」
「そ、そんな…………もう本格的な侵攻が始まっていたなんて…………」
「…………だけどレン皇女殿下は”メンフィル・クロスベル連
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