第1.5章(AA1巻) 切られし火蓋(リマインド)
第17弾 覚醒(バーサーキング)
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「決まってるだろ、あいつを止める」
「そんな、無理に決まってるわ! 一度冷静になって考えなさい!」
???そうだな。多分アレを倒すのは普通に考えたら無理だろうな。
「ありがとう……でも、俺はある奴と約束したんだ。もう、『無理』だとか『疲れた』、『めんどくさい』みたいな人の可能性を押し殺すような事は言わないって。だから、今の俺は無理なことでも???やる。それと」
俺は自身の背面からステアーAUGを取り出し、凛音へと渡した。
「これ、残弾補充はしてあるから。もし足りないなら5mぐらい後ろで倒れてるハヤブサの荷台に弾が入ってるからそれを使って」
それだけ告げると俺は水蜜桃の元へと走りだした。
直後、物凄い勢いでP・A・Aが俺めがけて迫ってきた。
『死ねぇぇ!』
先程まで機関銃の付いていた右アームはマニュピレーターへと切り替えたらしく、そのマニュピレーターで俺を殴り飛ばすかのように突き出してきた。
俺は即座にブレザーの裏側に背負っていた『霧雨』と『雷鳴』を取り出し自身の前でクロスさせるようにして構えた。
そして、マニュピレーターが衝突してきて、凄まじい衝撃に襲われた。
その勢いで後方へと流された。
だが、俺はそれを受け止めた。
『な、何ッ?!』
あまりの事に水蜜桃は驚いていた。???俺だって驚きだよ。
そのまま強引に刀を振りマニュピレーターを弾き飛ばす。
相手が後方へ仰け反った直後に本体へと斬りかかる。
案の定攻撃は弾かれた。
だが、空かさず次の斬撃をコンマのズレもなく同じ箇所へと叩き込む。
先程の攻撃とは違いこちらは装甲に弾かれることなく切り傷をつけた。
俺は3回目の斬撃を叩き込もうとした。
その時、上部から再びマニュピレーターが迫ってきた。
『このッ!』
俺はそのマニュピレーターを避けると少し距離を取った。
俺のいた地点はクレーターができていた。
そんな事は御構い無しに、再びP・A・Aに詰め寄る。
今度はアームを?ごうと斬りかかった。
そして右のアームに飛びつき斬りつけた。直後、自身の右側から無数の7.62mm弾が飛来してくることに気がついた。
行動をキャンセルせざる終えない俺は、アームを思いっきり蹴り飛ばしてそれらを避けた。
そして、アスファルトに背面から着地し、横向きのまま転がり、その勢いで立ち上がる。
そこからまた、相手の元へと突っ込む。
P・A・Aは背面のコンテナから無数のミサイルを発射してきた。
俺はそのミサイルを躱し、斬り、叩きつけながら避ける。
そして、最後に飛んできたミサイルを叩き斬ることができなかったので、バク宙で避けた。
しかし、それは攻撃を完全には避けきれてはいなかった。
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