フィフティ・フィフティ
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は煙突みたいな姿で出てくるんだけど。今は部屋の中が狭いからか、ドアにへばりつく壁みたいな姿で出てきてくれた。
「レイは、このバトルは出ないでほしいの。とても珍しいポケモンだからわたしのことがバレちゃうかもしれないし……あまり手の内を出し過ぎないようにってスズにも言われてるしね。代わりに、さっきみたいな変なことが起きないように、周りを見張っておいてくれる?」
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ブロックの一部が青く光ってOKサイン。
サフィールは護神の仕業じゃないかって言ってたし、それを疑うつもりはないけれど……島全体を守る存在なら、離れていても何かわたしに見せてくることもあるかもしれない。
『対戦を申し込まれました。カードか、ボールをスキャンしてください』
ディスプレイの電源が入り、画面に文字が映し出される。言われた通りにレイ以外の6つのボールを置くと、画面が切り替わった。
「……すごい」
芝生の丘に、遠くには水平線まで見える海。映っているのはあくまで画面でその場所に移動したわけじゃない。なのに芝生が風に揺れるのも、近くを飛ぶキャモメの鳴き声も、はっきりと感じ取れた。
サフィールの手持ち6匹とわたしの置いた6匹の情報が公開される。バトルに出すのはお互い三匹。それをあらかじめ決めるんだから、さっきの説明通りここでの有利不利が勝負を大きく左右するのは間違いない。
「ちょっと変わったバトルだけど、これなら指示はいつも通りできそう……勝つよ、みんな」
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