二十一人目
WALKIN' AWAY
九話
[8]前話 [2]次話
その狩人はね、また山に行ったそうだよ。
うん、馬に会いにね…
僕がまた見つけた時、あの馬はね。
山の中腹で、風を感じているようでした。
その瞬間…
物凄い大きさの金獅子が現れたんです。
本当に大きいんですよ…
長年…食えなかったが…
相変わらず上手そうだな…
ああ、食わしてやる。
お前もそのかわり…
確実に殺すぞ…
喧嘩は始まりました。
怪物同士の戦いなんて…生まれて初めてでした…
いや…
みんなそんな経験してないでしょう。
凄い喧嘩で、見るのが精一杯でした。
獅子が金色になり…
あの馬は体が光出しました…
ドアアアアァァン!
正面衝突見たいな感じでぶち当たった時…
獅子の方が逃げて行きました。
頭に生えていた角が折れて…
また馬は、真っ白な体を真っ赤にしてたんです。
ぶるるっ。
少し自慢げに僕を見てね…
どうだ!って感じで…
僕も、お前凄いなあ!って自然に話してました。
折れた足を引きずりながら、僕の袋を噛んで引っ張ってね。
来いって言うんです…
そして…
折れた角をまた加えて…
僕に持て…って言うんですよ。
ケガした馬を支えながら行き着いた所は…
あの穴の前でした。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ