第7話 一難去ってまた一難
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ね」
「そこは普通ゾンビかよとかではないのか?」
「悲しいかなもうそういうことには耐性が出来てるみたいです」
「…」
レオ神父が無言で肩を叩いてくれる。うん、泣きたくなるんでやめてください。
「島全体っていうとどんくらいいるんですか?」
「もともと人口はそんなに多くないから、食屍鬼自体はせいぜい200から300に届かないくらいね。ただ、それに加えて元凶の死徒たちもいるだろうから結構いるわね」
「食屍鬼?死徒?」
いきなりさっきまでなかった分からん単語が飛び出してきた。
「簡単に言うとゾンビ的な奴が食屍鬼、吸血鬼的な奴が死徒っていうのよ。で、全部まとめて吸血種って呼ばれてるの。まあ後もう一種『真祖』って言うのがいるけどそっちは今は気にしないでいいかな」
真祖…トウカの話にも出てきてたな。にしてもそんな区別があったとは。
「まあ、厳密に言うと色々と細かいのだが大雑把に言えばそんなものだ」
「へぇ。じゃあその死徒を狩って終わりなの?」
だったらさっさとそいつらを狩って帰ろうと目論見を立てる。全部殺せとかだと夢見が悪くなりそうだからな。だが、ちぃさんが首を振る。縦ではなく横に。
「違うわ。今回の目的は島にいる全ての吸血種の抹殺及びこの事態の原因となった何らかの存在への即時対処よ!」
この言葉を聞いて即刻帰りたくなったのは言うまでもない。
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