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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第七十七話 ビリー、丈に挑みかかるのことその五
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 そしてだ。こう彼女に話すのだった。
「山賊退治の黒髪の英雄だったな」
「そして今は劉備殿の第一の臣だな」
「ううむ、完璧だ」
 関羽は二人のその返答にだ。感心すらしていた。
「そこまで知っていてくれるか」
「ああ。こうしてまた一緒になったのも縁だな」
「何か食べるとするか」
 二人はだ。関羽をそれに誘うのだった。
「西瓜あるぜ」
「ビーフシチューがある」
「ううむ、そちらの世界の食べ物か」
「西瓜は違うだろ」
 アクセルがそのことに突っ込みを入れた。
「西瓜はこっちの世界でもあるだろ」
「ビーフシチューのことだが。確かに西瓜も話に入れてしまった」
 この辺りはしっかりとわきまえる関羽だった。
「それは済まない」
「別にそれはいいけれどな」
「とにかくだ。食べるか」
「甘えさせてもらっていいか」
 関羽は二人に対して尋ねた。
「そうしていいか」
「よし、それじゃあな」
「共に食べるとしよう」
 こうしてだった。ビリーと丈を放置してだった。関羽達は西瓜とビーフシチューを楽しみに向かうのだった。そしてその放置されている二人は。
 まだ喧嘩を続けていた。彼等は。
「いい加減に死んでくれ」
「それはこっちの台詞だ」
 睨み合いながら言い合う。お互い傷だらけである。 
 そしてそのうえでだ。御互いにだ。
 棒から炎を出し特大の竜巻を出してだった。
「超火炎旋風棍!!」
「スクリューーーアッパーーーーーッ!!」
 この二つの超必殺技を出し合いだった。相打ちで終わるのだった。そしてその派手な喧嘩が終わってからだ。丈は劉備の陣に戻った。
 その傷だらけの有様でだ。彼は言うのだった。
「ったくよ、いい加減認めろってんだよ」
「また喧嘩してたんだな」
「相変わらずなんですね」
「ああ・・・・・・って御前等来てるのか」
 見ればだ。丈に声をかけてきたのはドンファンとジェイフンだった。
「元気そうだな」
「ああ、丈さんもな」
「相変わらずお元気ですね」
「ああ。ただ随分見ない間に大きくなったな」
 丈は話をそれで終わらせた。かなり重要な話をだ。
「成長したんだな」
「丈さんはちょっと若返ってないか?」
「ですよね。少し」
 二人もこれで終わらせる。
「まあ何はともあれな」
「こっちの世界でも宜しく御願いします」
「おう、こちらこそな」
 丈は歯を輝かせて二人に応える。傷は何時の間にか完治している。
 そして完治してからだ。また話す彼だった。
「御前等誰のところにいるんだ?」
「袁紹さんのところだよ」
「そこにいます」
 そこだと話す二人だった。
「そこで可愛い女の子と美味い食い物に囲まれてるぜ」
「修業をしています」
「そうか。ビリーの野郎のところか」
 先程
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