第1.5章(AA1巻) 切られし火蓋(リマインド)
第14弾 〜G and H(『武力』と『理力』)〜
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そらお暇させてもらうよ」
「今夜の便で日本に戻るのですね」
「ご明察通り」
「では、日本に戻る前に1つ忠告して差し上げましょう」
「忠告?」
なんだ、一体?
「はい。あなたは近々大きな事件に巻き込まれるでしょう。そこで何かしらの因縁が交錯します」
なんのこっちゃ? 全然分からんのですが……。
「忠告ありがとう」
俺はドアノブに手をかける。
「またいらして下さいな。その時はまた、《《歓迎する》》ので」
ん? なんか凄く最期の台詞に寒気を覚えたんだが。
俺はホームズ家を後にした???
所変わって武偵局。
マキと一緒に事後処理をしていた。
「あの後、GVって名前で洗ってみたけど何も出なかったわ」
「しょうがないな。後はロンドン警視庁に任せるとしよう」
「そうだね」
俺はそう言って武偵局を出ようとした時、肩を掴まれた。
「何か? ???ってアラン先輩」
そこにいたのはここでの俺とマキの上司に当たるアランさんだ。
「少し耳を貸してくれ」
俺は言われた通り耳を傾けた。
「先日、日本に君の追っている者が入国したとの情報が入った」
……!?
「本当ですか?!」
「ああ。それを伝えに来た」
「分かりました。ありがとうございます」
アランさんは中へと向かって行った。
「シュウ君待って」
マキさんも来たことだし……ってなんだそれ?
「なんだその荷物は?」
「私も一緒に日本に戻ろうかなと思ってね」
この日、ロンドン武偵局は軽い騒ぎが起こったのであった???
あの後なんとか場を鎮めた俺たちは、空港へ行き飛行機に乗った。
帰りは安全でありますように、っと。
結局騒ぎが起こった理由は、マキの帰国。
あんたら、そんなにマキを帰したく無いんですか?
まあ、本人が帰りたい言ってたから無理だと思うけど。
で、その当事者は私の隣の席で眠っていると。
2日ぐらいしかいないのに疲れた。
マキも同じだろうな。
エコノミーの座席でも寝ることに支障はないな。
むしろこっちの方が慣れてる気がする。
俺はそのまま眠りについた???
到着した羽田空港から武偵高へと戻った。
久々の日本……と言っても数日いなかっただけだが、やっぱり落ち着く。
ゆりかもめを降りて、台場を歩き、学園島に着いた俺とマキは寮を目指して歩く。
「ところでマキ、お前部屋はどうするんだ?」
「取り敢えず、シュウ君のところ借りようかなと思ってるんだけど」
「男子寮に女子がいるって軽く問題なんだよな……」
と思ったけど前言撤回した方が
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