暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 〜Side Shuya〜
第1.5章(AA1巻) 切られし火蓋(リマインド)
第14弾 〜G and H(『武力』と『理力』)〜
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た贈り物なんだから。

「私もシュウ君の打ってくれた刀???『氷華』と『炎雨』大切にしてるよ」

 あれは確か???武偵高に入学してすぐマキに作った刀。
 まだ、大切にしてくれてたのか。

「……お互い様だな」
「そうだね」

 マキは笑顔を向けた。
 その顔が可愛のなんので俺はドキッと来てしまう。
 お前そういう不意打ち何処で覚えて来るんだよ? 
 俺は話題を変える。

「明日もやる事づくめの気がするし???そろそろ寝る準備しない?」
「そうだね。明日はロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)に呼ばれかもね」

 そんな事をお互いに言い合いながら、眠りにつく準備を進めて行くのであった???





 翌日、俺は1人でベーカー街221番地を訪れていた。
 マキは昨日の事後処理をしに行った。
 そこに立つのは改装こそされているが、歴史的な趣のある屋敷といった感じの建物だ。
何処と無く19世紀の雰囲気が漂ってくる。
 扉の横には彫金の表札がありそこには『Minuet Holmes』と書かれている。

(メヌエット……それがここの主人(あるじ)の名前か)

 今更ながら、この表札の綴りを見て『オルメス』って読めるな、とか思っちゃったよ。
 でも、ここはシャーロック・ホームズの住んでいたアパート。
 つまり正式な読み方は『ホームズ』。

 アリアはシャーロック・ホームズ4世って事か。
 うわぁ、気付くのめっちゃ遅かった……。
 手紙に書いてあった住所の時点で気付かなかった自分が情けないわ。

(その事は置いておいて早く用事を済ませ無いと)

 と、呼び鈴を押すと……白地に黒いフチ取りをした木のドアが開き、こちらも白黒のステレオタイプなメイド服を着た2人のメイドさんが玄関の左右にいた。
 瞬間、俺の脳裏に『リアル貴族』なる言葉が浮かんだ。

 俺はその言葉を素早く頭から消して、意識を視界へと戻す。
 そのメイドさん達は、ひと目で双子と分かる、俺と同い年ぐらいの金髪碧眼の白人少女。

「樋熊シュウヤです。昨日連絡した通りメヌエット嬢に会いに参りました」
「サシェです。ようこそ(ウェルカム)
「エンドラです。ようこそ(ウェルカム)

 髪が短い方がサシェで、長い方がエンドラか。取り敢えず覚えたね。
 なんか無愛想だけど、メイドってこんなもんなのか? 
 でもかなり美人ですね、この2人。
 とかなんとか訳のわからんことを解析してしまった。

「こちらへどうぞ。メヌエットお嬢様がお待ちです」

 サシェに案内されて廊下を歩いて行く。
 窓からは中庭が見えた。
 円形の???ハーブ園かな? 
 良く見ると一部だけ花が咲いている。

 あれ
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