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戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
コラボ特別編:響き翔く天の道
交わる天の道
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 こちらはギアのデザインがより鋭角化し、アーマー部分の装甲面積が増えていた。
 両腕の篭手部分にも赤が入り、両脚のアーマーはシャープな形状へと変化し、より速く動けるようになった翔の手足が、ネイティブらの外骨格を鋭く貫き、火花を散らす。

『翔!響くんッ!一体何があった!?』
 仮設本部から、弦十郎の通信が届く。翔は歌い続けている響の代わりに、ネイティブを相手しながら現状を報告した。
「現在、俺達を狙って来た謎の敵と交戦中!」
『何だとぉ!?』
「叔父さん!驚かないでッ、聞いてほしいんですがッ!こいつらはネイティブ……“仮面ライダーカブト”に出てくる怪人なんですッ!」
『怪人、だとぉ!?だが、どうしてそんなものが!?』
 鉤爪を受止め、受け流すと回し蹴りを決める。
「わかりません。しかし念の為、街中のカメラにサーモグラフィーを──ふッ!」
 迫って来たネイティブの顔面を殴りつけ、後方へと吹っ飛ばす。その瞬間、手刀の形にした両腕を振るった。

〈斬月光・乱破の型〉

 響の拳と合わせ、あっという間に二体、いや、三体の蛹体(サリス)が緑色の炎を上げて倒れる。
 残り三体も仕留めてしまおうとした、その時だった。
 突如、三体のサリスの身体が高熱を放ち、赤く変色していく。
「ッ!まずいッ!」
 翔がアームドギア、生太刀モードを取り出すも間に合わず、三体は脱皮し、成虫へと姿を変えた。羽化に成功してしまったのだ。

 赤い身体の個体は、右腕が巨大な鉤爪になっており、全身に棘を生やしたダニの怪人……アキャリナワーム。
 赤褐色の身体に、右腕が触手鞭となったバイオリンムシのような姿の怪人……ビエラワーム。
 黄色い身体に褐色の斑紋を持つ、カブト本編では全く見覚えのない、ミイデラゴミムシのような特徴を持つ怪人…… 。
 三体は羽化すると共に、斬りかかってきた翔の目の前から一瞬にして消えた。

「ッ!響ッ!──がはっ!?」
 振り返り、響の名前を呼ぶ翔だったが、次の瞬間全身を何かに打たれて吹き飛ばされる。
「翔くんッ!──うわあッ!?」
 響もまた、見えなくなった敵からの殴打に後退り、後方へと飛ばされると背中からぶつかった街路樹をへし折り、地面を転がる。
 起き上がろうと地面に手を着いた時、翔と響の目の前に、三体が再び姿を現した。
「クロック……アップ……。映像で観た通り……いや、それ以上か……ぐっ!?」
「ッ!翔くん……ッ!」
 ビエラワームの触手鞭が直撃し、翔が後方によろける。
 追い討ちとばかりに飛びかかったアキャリナワームの鉤爪が命中し、翔のギアからから火花が飛び散った。
「うわああああああッ!?」
 地面を転がる翔へと近寄り、アキャリナワームの左手が、翔の首を掴んで持ち上げる。

『我らの
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