暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜響き交わる伴装者〜
戦姫絶唱してないシンフォギア〜装者達のサマーバケーション〜
それぞれの同棲生活〜純クリの場合〜
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を見上げてそう言うと、ゆっくりと首元に腕を回した。
 スカイタワーの下での事を思い出す。
 何度も阻まれ続け、ようやく再会を果たした瞬間。8年越しに想いを伝え合い、互いに唇を捧げ合った日の事を。
 直後にカ・ディンギルが発動してしまい、雰囲気はぶち壊されてしまったが……今なら、互いの8年間を埋め合わせ(イチャイチャす)るのに邪魔が入ることはない。
「クリスちゃん……」
「ジュンくん……」
 
 やがて、二人は唇を重ねる。
 この後の二人は、きっと互いの背中を流している事だろう。
 純がクリスの髪を手入れして、二人でテレビでも見て笑い合い、そして今夜は初めて同じベッドに転がる。そうやって二人っきりの夜を満喫して、互いに抱き合いながら眠りにつくのかもしれない。

 一線を超えるのはまだ先だ。しかし、その未来もそう遠くはないかもしれない。
 時が経つのはあっという間だ。少年少女はいつの間にか、大人になるのだから。
 その時まで。もしかしたら、それよりちょっと先に。
 王子と姫は慎ましやかに、階段を登っていくのだった。
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