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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第七十七話 ビリー、丈に挑みかかるのことその一
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じめてよね」
「はい、実は」
「そうね。それなら知らないのも無理はないわね」
 曹操は徐晃にこう言うのだった。彼女に顔を向けてだ。
「麗羽はね。誰が見てもわかるようなことをあえて隠したりするのよ」
「あえてですか」
「どうせあれよ。あの二人がいないのはね」
 ?義と審配のことである。
「涼州の方に送っているのよ」
「では五万の兵も?」
「そうよ。私達が董卓の主力の相手をするわね」
「その隙を衝いてですか」
「董卓の本拠地擁州を五万の兵で襲うつもりなのよ」
「成程、戦略としては妥当ですね」
「それを考えてなのよ。もっともこれは内緒のことよ」
 言わないというのである。連合軍の重要な戦略だからだ。

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