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ヘタリア大帝国
TURN25 アフリカ戦線その十二
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メルも旧友のその話に乗った。
「俺を総統閣下に紹介してくれないかな」
「親衛隊長としてか」
「ドクツの為、何よりも総統閣下の為に働きたくてね」
「丁度君を探そうと思っていたところだ」
「おや、それは奇遇だね」
「ドクツは少しでも人材が欲しいところだ。だからな」
 バルバロッサ作戦のことは隠して。ロンメルは友に話す。
「俺の方でも君を探して総統閣下に推挙しようと思っていたんだ」
「じゃあ丁度都合がいいね。それじゃあね」
「今君は何処にいる」
「ベルリンだけれど」
「すぐにベルリンに戻る。そして君と会おう」
「うん、そうしてくれるかな」
 こうしたやり取りを経てだ。そのうえでだ。
 ロンメルは電話を切るとすぐにだ。プロイセン兄妹に話した。
「済まない、ベルリンに一旦戻る」
「ああ、その人が見つかったんだな」
「ロンメルさんが言っていたその人が見つかったんだね」
「自分から電話をしてきた。まさに渡りに舟だ」
 ロンメルは明るい顔でプロイセン兄妹に話す。
「彼を総統閣下に推薦する」
「よし、じゃあここは俺達に任せてくれよ」
「ロンメルさんはベルリンでその人を頼むよ」
「済まないな。すぐに戻る」
 こう言ってだ。ロンメルは北アフリカからベルリンに戻った。その旅路は彼にとっては楽しいものだった。彼は旧友との再会に心を躍らせていたのだ。


TURN25   完


                           2012・5・15
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