暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 〜Side Shuya〜
第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第12弾 避けられない衝突
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労とのことで。

 要は、しっかりとした睡眠がちゃんと取れていないからこうなったらしい。
 今思い返すと、敗因となったことが睡眠不足だなんて言えない。
 そんなことを思いながらも、取り敢えず一晩グッスリと眠った。
 そして、現在俺の元にはセアラさんが来ている。なんでかって? 簡単だよ。

「今から、ロンドンに向かいますよ」

 だってさー。
 ちょっと待って、武器の整備とか荷物の支度とかしてないよ。
 そう思っていた俺の前でセアラさんは、俺の荷物を取り出した。

「荷造りなら済ませましたよ」

 ニッコリと笑ってそう言った。
 わー、早いなー。ちゃんと銃弾の数とかもリストアップされてるよ。
 ていうか、学校に申請通してないんですけど。

「あ、学校には既に連絡済みです」

 嘘でしょ? 早すぎるだろ? 

「じゃあ、行きましょう」

 そう言ったセアラさんになされるがままに、俺は病院から羽田へと連れて行かれる。
 因みに、退院するとき璃野にどこに行くか聞かれたのでロンドンへ出張と言っておいた。
 そしたら「お土産買ってきてくださいね」と言われた。まぁ、いいけど。

 で、なんやかんやあったが羽田に着いたのが15分前。
 だが、既に俺は機内にいる。
 今回はファーストクラスだってさー。なんでそんな簡単にこういう席取れちゃうの、マキさん?? 
 ていうか、セアラさんも行動に移すの早く無い? 
 いや、早いのは悪いことじゃ無いけどさ……。

 それで、もう離陸と。
 いくらなんでも一連の流れが早すぎる。
 あー、でもなんか眠くなってきて考え事したくなくなってきた……。
 どうも俺は、乗り物に乗ると眠くなってしまうタイプらしい。
 そのまま、俺は夢と現実の狭間へと落ちていった。
 その際、セアラさんが「おやすみ」と言った気がした???





 寝ている俺は、ある音で目が覚めた。しかし、目を開いたりはしない。
 何故かと言われたら、簡単だ。
 銃器の音がするからである。

「動くな!! 大人しくしてろよ!! 動いたら撃つからな!!」

 そして極め付けに、そんな声が聞こえたからである。
 またかよ。また、これかよ。
 あー、もう! 一体全体???な ん な ん だ よ ッ ! 
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