TURN25 アフリカ戦線その九
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言うのだった。
「全部ドクツ軍のお陰だブーーー!」
「ロンメルさん有り難うブーーー!」
「プロイセンさん達も有り難うブーーーー!」
「ははは、いってことよ」
プロイセンが彼等のワインを手にしながら笑って言う。
「俺達はイタリンの為なら一肌も二肌も脱ぐからな」
「そうそう。それにこの北アフリカが奪われるとね」
どうなるかと。プロイセン妹もワイン片手に言う。
「イタリン本土も危ないからね」
「イタリン取られたら俺達だってやばいからな」
「当然のことをしただけだよ」
「その当然のことがあたし達を助けてくれるんだよ」
「そういうことなんだよ」
イタリア妹とロマーノ妹がそのプロイセン兄妹に話す。
「だからね。ここはね」
「素直に感謝を受け取って欲しいね」
「そうか。じゃあ遠慮なくな」
「楽しくやらせてもらうね」
二人は笑顔で言ってだ。そうしてだった。
イタリンの面々と共に祝いの杯を楽しむ。しかしだ。
ロンメルも豚達に囲まれて好意を受けるがだ。こう言うだけだった。
「気持ちだけ受け取っておくよ」
「えっ、ロンメルさんワイン嫌いブーー?」
「パスタも生ハムも駄目ブーー?」
「どっちも好きだよ。それでも」
だが、だというのだ。
「祝うのはスエズを手に入れてからにしたいと思っている」
「えっ、スエズブーー?」
「あのエイリスの北アフリカ方面の最重要拠点ブーー?」
「そう、そこを手に入れてから」
こう言うロンメルだった。
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