第48話
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者としての能力は世間で謳われている通り”双界一”――――――それこそ、黒の工房をも超える技術力なのかもしれんな。」
ミュラー少佐とオリヴァルト皇子、トマスの説明を聞いた仲間達がそれぞれ驚いている中エリオットは信じられない表情で声を上げ、アリサとユーシスはジト目で呟き、ローゼリアは興味ありげな表情で呟いた。
「フフ、その意見に関しては同感ね。」
するとその時クロチルダの声が聞こえた後クロチルダが転位魔術でその場に現れた。
「姉さん…………!」
「”光の剣匠”に妾達への伝言を頼んで、どこをほっつき歩いておった、この放蕩娘が。」
クロチルダの登場にエマは驚き、ローゼリアは呆れた表情でクロチルダに声をかけた。
「ふふっ、”光の剣匠”にも伝えたように意気消沈しているエマ達の”特効薬”を用意する手筈を整えていたのよ。」
「へ…………ぼ、Z組(僕達)の”特効薬”ですか?」
そしてクロチルダの答えに呆けた声を出したマキアスが疑問を口にしたその時
「ったく、”終わっちまった奴”までこき使うとか人使いが荒過ぎだっつーの。」
クロウが部屋に入ってきた!
「な――――――」
「お主は確か蒼の起動者…………」
「ク…………ロ…………ウ……君……?」
クロウの登場にその場にいる全員が血相を変えている中サラは絶句し、ローゼリアは目を丸くし、トワは呆けた表情で呟いた。
「よっ、こうして話すのは”煌魔城”の時以来になるな。ゼリカとトワはオーロックス砦の時以来か?」
「ハハ…………確かにそうなるね。…………どうやらその様子だと記憶――――――いや、人格もジークフリードからクロウに戻っているみたいだね?」
苦笑しながら声をかけたクロウに対してアンゼリカも苦笑しながら答えた後クロウに訊ねた。
「ああ…………”黄昏”の発動と共に俺の記憶が戻るようなクソッタレな条件にしたジョルジュのお陰でな。」
「ジョルジュ君が…………」
「なるほど…………だから”黄昏”が発動した直後に記憶が戻っていたのですか。」
クロウの説明を聞いたトワとトマスはそれぞれ複雑そうな表情で呟き
「本当なら今更Z組に戻るなんて恰好つかねぇ真似をするつもりはなかったんだが、ヴィータからお前達の状況を聞いてから戻ることにしたんだよ。」
「フン、この際格好よさはどうでもいいだろうが。」
「ああ…………クロウが戻ってきた事は純粋に嬉しいな。」
「うん、それにリィン達に対抗するにはどうしても”騎神”も必要になってくるからオルディーネがいるお陰で対抗できるし、クロウと合わせて単純な戦力増強にもなるね。」
「うむ、それにエマ達の話通りならば、今なら我らもオルディーネの”準起動者”になれるだろうから、”準起動者”の協力とオルディーネの力があれば、かつてオルディーネに届
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