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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第48話
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の力を持つ騎神達の武器を作ったようだけど…………彼女達は一体何者なのかしら…………?」
疲れた表情で呟いたセリーヌの言葉に続くようにエマは不安そうな表情で推測を口にした。

「騎神の武器を作った女性達については私に心当たりがある。」
「へ…………オリヴァルト殿下がですか?」
「彼女達は一体何者なのでしょうか?」
オリヴァルト皇子の答えを聞いたマキアスは呆け、アルゼイド子爵は真剣な表情で訊ねた。
「恐らくだが彼女達はウィル君――――――”匠王”の娘達だろう。」
「しょ、”匠王”って確か”星杯”でも話に出た双界一の技術者と称されている技術者の方の事なですよね…………!?」
オリヴァルト皇子の推測を聞いたトワは驚きの表情で確認した。

「ああ。ウィル殿にはご息女が三人いて、そのご息女達が異世界で見聞を広める事を希望したご両親であるウィル殿達の意向でクロスベル警察の一部署――――――”特務支援課”に出向しているとの事だから、恐らく間違いないだろう。」
「機会があれば”西ゼムリア通商会議”の合間に”特務支援課”の諸君と共に交友を深めようと思っていたのだが、生憎にもその時の彼女達は故郷である”ユイドラ”に帰省してウィル君達の元で”工匠”としての技術力を高めていたとの事だから、結局会えなかったのだが…………メンフィル帝国軍の戦艦から聞こえてきたロイド君とリィン君の会話の様子からすると恐らくメンフィル帝国軍がクロスベルに駐屯した際に、何らかの切っ掛けによって出会い、交友を深めていく過程で彼女達の技術者としての腕前を知ったリィン君がヴァリマール達の強化の為にも彼女達に”太刀”の強化を頼んだのかもしれないね。――――――ウィル君の後継者である彼女達ならば、それこそ古代遺物(アーティファクト)クラスの武装を作ってもおかしくないよ。」
「…………オリヴァルト殿下の推測は恐らく当たっているでしょうね。一時期”特務支援課”の一員であった関係で、ディーター・クロイス政権からのクロスベル解放や”碧の大樹”攻略の為に皆さんがリベールで出会った蒼の聖典――――――ワジも”特務支援課”と共に行動していたのですが…………そのワジの報告によれば、”匠王”の娘さん達はワジを含めた”特務支援課”や彼らの協力者達の為に彼女達自身が武装を作り、ワジ達に提供したとの事ですが…………その武装はどれも古代遺物(アーティファクト)クラスの性能で、しかもゼムリアストーンを超える強度の武装との事です。」
「ええっ!?性能が古代遺物(アーティファクト)クラスで、しかもゼムリアストーン以上の強度!?」
「い、一体どんな技術でそんなとんでもない事ができるのよ…………」
「”技術者の化物”と呼ぶべき存在だな。」
「フム…………今の話からすれば、その親である”匠王”とやらはひょっとすれば技術
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