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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第48話
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エリゼとエリスまで”騎神”の起動者(ライザー)になっていたというとんでもない事実も判明したよね。」
「その件を考えると、もしかしたらメンフィル帝国軍側についたリィン達が何らかの出来事によってあの二体の騎神を手に入れる”試し”を受けた可能性だと思われるが…………」
「――――――その点については”専門家”であるそちらが一番詳しいのではないか?」
セリーヌの指摘を聞いてカレル離宮での出来事を思い返したガイウスは静かな表情で呟き、戸惑いの表情のマキアスと疲れた表情のオリヴァルト皇子の言葉に頷いたフィーは話を続け、考え込みながら呟いたラウラの言葉に続くようにユーシスは真剣な表情でローゼリアに視線を向けた。

「悪いが妾にもわからぬ…………”金”は”獅子戦役”の時すらも姿を現さなかった上あの白い騎士――――――”ヴァイスリッター”と言ったか。そもそも”白の名を冠する騎神は存在しておらんのじゃ。”」
「何…………?だが、実際エリゼ君が呼び寄せ、リィン達のように”起動者(ライザー)”としてあの白い騎士を駆っていたが…………」
「――――――その件については私の方から説明しましょう。エリゼ君が呼び寄せた”神機”について。」
首を横に振って答えたローゼリアの答えにミュラー少佐が眉を顰めたその時、トマスが申し出た。
「”神機”…………?”騎神”ではないのか?」
「”神機”は結社が開発した大型の人形兵器よ。…………ちなみにIBCによる資産凍結を解決する為にクロスベルに侵略しようとした正規軍もそうだけど、ガレリア要塞を消滅させたのもあの白い”神機”という話よ。」
「ええっ!?結社の…………それもガレリア要塞をあんな風にしたのがあの機体だったんですか!?」
「それにどうしてエリゼさんが結社の人形兵器を…………」
トマスの話を聞いて首を傾げているガイウスの疑問に答えたサラの話を聞いて仲間達がそれぞれ血相を変えている中エリオットは信じられない表情で声を上げ、アリサは不安そうな表情で呟いた。
「…………そのことなのですが――――――」
そしてトマスはアリサ達にエリゼが”神機”の”起動者”になった経緯をその目で見たワジからの報告の詳細を教えた。

「クロスベルでそんな事があったなんて…………」
「しかもエリゼさんまで、クロスベルの”異変”の解決に協力していた上あの”碧の大樹”の攻略メンバーの一人だったなんて…………」
「なるほどね…………だからヴィータの奴はアタシ達以上に驚いていたのね。――――――って、そういえばそのヴィータはいないみたいだけど、一体どこで何をしているのかしら?」
事情を聞き終えたトワとエマは驚きの表情で呟き、静かな表情で呟いたセリーヌはある事に気づき、疑問を口にした。
「深淵の魔女殿は其方たちが昏睡している間”Z組(エマ達)の
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