暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリア 〜Side Shuya〜
第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第10弾 真実
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に出さずに会話を続ける。

「私のこと下の名前で呼んでもらっても???いいですか?」

 顔を真っ赤にしながら少し俯いてそんなことを頼んできた。

「わかった???璃野(・・)

 戸惑いながらも俺は了承した。
 すると、彼女の顔がパァーッと明るくなった。
 なんだろう? 何が嬉しいのだろう? 

「取り敢えず俺は用事があるから???後は頼むぞ、璃野」
「はい!!」

 俺は武偵病院を後にした???





 ホテル日航の一室、そこには鑑識科(レピア)の生徒と探偵科(インケスタ)の生徒がいる。
 ここは、バスジャックの犯人???武偵殺しの泊まっていた部屋だ。
 現在は鑑識科と探偵科が合同で現場検証を行っている。
 そんなところに俺もいる。

「シューくぅーん! 遅かったね〜」
「仕方ないだろ、武偵病院にも行ってたんだから」
「おー、それはご苦労さん」
「それより、なんで俺を呼んだ?」
「よくぞ聞いてくれました!」
「?」
「それは、シューくんに現場監督をやってもらいたいからです!」

 ???は? 現場監督? 

「ちょ、ちょっと待て! 俺はそんなの引き受けないぞ! 第一なんで俺なんだよ!」

 俺は全力で引き受けることを拒否する。
 対する理子は、理由を述べてくる。

「なんでかって言ったら、ほらシューくん今回の事件の関係者だからねぇ〜。それにランクSで卒業できるだけの単位取り終わってるからだよ」

 理子がそういうと周りの奴らも頷く。

「まさか、その説明で周りの奴らは???」
「もちろん全員納得したよ!」

 ああ……。やっぱりウチの生徒は単純なのか……。
 こんな説明で納得してしまうなんて……。

「それに???仲間を傷つけた犯人に関する事件の捜査だよ。捜しださなくていいの?」

 理子が普段の明るい口調ではなく、暗いシリアスな口調でそう言ってきた。

「あぁ……わかったよ。やりますよ、現場監督」
「さっすがー! じゃあ、頼みますよ監督ぅ〜」
「その呼び方やめろ。取り敢えず現状は?」
「全くと言っていいほど何も出てこないね〜」

 そういった後、理子は不敵な笑みを浮かべながらこういった。

「くふ。結構慎重な犯人なんだよ、理子みたいに」
「なるほど。ホテルの宿泊記録もか?」
「んーとね、それは外部から改ざんされてた」
「手を回すのが早いな。この犯人。取り敢えずもう一回この部屋入念に調べるぞ。理子、手伝ってくれ」
「???あい!」

 その後、理子に手伝ってもらいながら現場検証に取り掛かった???





 あの後、夜が明けるまで調べたが犯人に繋がるものは何一つ出てこなかった。
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