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緋弾のアリア 〜Side Shuya〜
第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第08弾 戦徒試験
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お前のだって改造してあるだろ!」

 そういうキンジに対して俺は、小馬鹿にするような口調でこう言う。

「残念だったね遠山君。僕の銃の改造は全て合法の範囲内なのですよ」

 そういうと、痛いところを突かれたというような顔をした後こっちを睨んでくる。

「おっと話が逸れてしまった」
「お前が逸らしたんだろ!」

 そう言ったキンジが頭を抱えている。

「おい、大丈夫か?」
「誰かさんのせいで頭が痛いよ」
「誰でしょうね」
「お前だよ!」
「悪かったよ、今度なんか奢るから」
「……そういうのはお前の悪いところだぞ」
「お前のそういうお人好しのところも命取りになるかもな」
「別に俺はお人好しなんかじゃ無い」
「まぁそうツンケンすんなよ。俺はお前のいいところだと思ってるし」
「……」
「まぁいいや。笠原、教えるからまず撃ってみろ」
「はい」

 こんな感じで指導を始めたが???正直言って笠原のセンスなどは悪くはない。教えていけばしっかり上達するタイプだと思う。
 現にどっかの誰かさんより命中率いいし。
 そんなことを思いながら指導を続けるのであった。





 6時間目が終わった後???つまり放課後、俺は兵站学部(ロジ)に出向いた。
 何故かといえば、装備科(アムド)の平賀さんのところに行くということと、たまには車輌科(ロジ)に顔を出しておかないとマズイと思ったからである。

 ちなみに、平賀さんのところはすでに訪れた。
 それでこの間頼んだ銃のことに関して聞いたら『次の金曜日に届くのだ 』と言われた。

 で、その銃の代金を先払いしてきたのだが……あれ、銃ってこんなに高かったかな? と言えるぐらいの金額だった。
 ヤバイ、今月持つかな……。
 取り敢えずそのことについては、今は置いといて車輌科でのことに専念しようと気持ちを切り替える。

「あー、久々だなここ」

 俺が今いるのは、自動車教習所みたいなコースがある訓練施設。ここでめちゃくちゃ車の運転とかやったな。

「おう、シュウヤ! 久しぶりだな!」
「なんだ武藤じゃん。まだ残ってたの?」

 俺に声をかけてきたのは俺と同学年の武藤。





 ???武藤剛気
 車輌科所属のAランク武偵。
 身長190近くの大男で、特徴はツンツンした頭。
『乗り物』と名のつくものならなんでも運転できるという特技を持っている。
 また、キンジの親友である。
 口癖は「轢いてやる」だったはず。





「ああ」
「なんでまた?」
「新しく改造したやつに乗りたくてな」
「その違法改造したやつで減点くらうなよ」
「わかってるって。ところで、お前はどうしたんだ?」
「ああ、なんとなく
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