第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第08弾 戦徒試験
[5/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
俺は、笠原を連れて射撃訓練場へと向かった???
???射撃訓練場に着くと、見覚えのある奴がいた。
「ようキンジ。射撃訓練か?」
「ん? なんだシュウヤか。見ての通りだよ。お前はどうしたんだ?」
「今朝戦妹ができたから様子見がてら連れて来た」
「ん? 戦妹?」
俺に戦妹ができたのが驚きなのか、右手に持った違法改造のベレッタM92F???通称ベレッタ・キンジモデルの弾倉を入れ替えながら聞き返してきた。
「そう。確かお前もいたよな。諜報科の???」
「風魔のことか?」
キンジは俺の言葉に続けていった。
「あ、そうそう」
「???お呼びでござろうか、遠山師匠」
「「「うわ! (わ!)」」」
「脅かすなよ風魔」
???風魔陽菜
1年、諜報科所属のBランク武偵。
俺やキンジと同じく神奈川武偵高校付属中学の出身。
中学時代、偶然ヒステリアモードになっていたキンジと戦闘訓練を行った際に、キンジに赤子の手を捻るように倒されたことによりキンジを尊敬して師匠と呼んでいる。
相模の高名な忍者の末裔だとか言う噂がある。
どうでもいいが、彼女はとても貧乏らしい。いくつものバイトをこなしているとか。
「すまないでござる、師匠」
「お前いつから居たんだ?」
「師匠が来るより前でござる」
「結構長時間いるんだな……」
「調査の依頼でも入っているのか?」
「さよう。しかし、標的は言えないでござる樋熊殿」
「言わなくても良いよ。元々聞こうとも思ってなかったし」
俺は風魔に、そう返した。
「某はこれで」
「ああ」
「頑張れよ」
そう言った後、風魔は去って行った。
「???話を戻すがお前、戦妹ができたのか?」
「うん、俺の後ろにいる奴」
「なんで、後ろにいるんだ?」
「ここに入った時死ね死ね団が俺に襲いかかって来たから後ろにいるように言ったからだ。笠原、自己紹介しとけ」
俺に促された璃野は、名乗るのであった。
「1年探偵科所属の笠原璃野です。よろしくお願いします」
「遠山キンジだ」
「え、あなたがあの強襲科でSランクだった遠山先輩ですか?」
「そうだよ」
「お、おい」
「でも、今の学科は違うよ」
「え?」
「笠原と同じで今は探偵科だぞ」
そういや、2人とも探偵科だったな。面識とか無いのかな? 無いだろうな。だってキンジ根暗だし、昼行灯でもあるからな。同時に、人との接触を極力避けたいタイプだろうから。
「じゃあ、今の2年生の首席候補って誰なんですか?」
「多分???」
「アリアじゃ無いのか」
「???かもしれ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ