第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第08弾 戦徒試験
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には1人に絞るがな。で、その2人っていうのは、君と君だ」
「あの、他の2人はどうなるんですか?」
「他の2人は、俺の戦徒に出来ない」
「なんでですか!」
「そうですよ!」
「お前らには、俺から教えられることが何もないんだ。だから俺はお前らを戦徒にはできない」
「どういうことなんですか?」
「俺が、お前達を教えるのに向かないってことだ。だから、俺以外にもっと良い先輩がいるはずだ。その人達と組んだ方が圧倒的に良い。そういうことだ」
俺は、前にアリアが言っていた通りSSRとCVR以外の学科に通っている。だが、やはり俺も人間である以上できることとできないことがある。
教えてもらった際の吸収は自分的に早い方だとは思っている。
周りからもそう言われている。
だが、人に教えるとなるとしっかり教えられないのである。現状俺が教えられるのは、強襲科で習うことと、探偵科で習うことや、狙撃科で習うことを少々といった感じである。
「と言うわけだ。悪いが今呼ばれなかった2人はこれでおしまいだ。今から、別の奴に戦徒の届けだしてこい」
「……わかりました」
「……ありがとうございました」
「ごめんな……」
そんな会話をした後、2人は去っていった。
「……さてと、今から1人に絞ろうと思う。それぞれ名前と学科、志望理由をそれぞれ言ってもらう。後、取り敢えずだがランクも言ってくれ。いいな?」
「「はい」」
「じゃあ、まず俺から見て左のほうからよろしく」
「はい。強襲科所属の1年、篠田勇輝です。ランクはBです。志望理由は、先輩の戦闘センスに興味を持ち自分も先輩みたいな武偵になりたいと思ったからです」
と答えた男子生徒。
「なるほど。篠田……だっけ?」
「勇輝でいいです」
「わかった。じゃあ勇輝、お前が興味を持った俺の戦闘センスっていうのは、どういう戦い方のことだい?」
すると、勇輝は暫く考えた後にこう言った。
「そうですね、例えば3日前の神崎先輩と戦った時に見せた動きとかですかね」
こいつ、あの時の戦いを見ていたのか。まぁ、強襲科所属って言うくらいだから仕方がないと言えば仕方がない。
「なるほど。だが、俺の戦弟になったところであれができるようになるとは限らないぞ」
「だったら、盗むまでです」
なかなか、面白い奴だな。
でも、もう1人いるのでそっちも聞かないと選べないな。
「わかった。ありがとう。それじゃあ、次宜しく」
「はい。探偵科所属の1年、笠原璃野です。ランクはBです。後、探偵科の他に救護科も兼科していてそっちのランクはAです」
探偵科と救護科の兼科か。しかも、兼科してる学科の方がランクが高いと来ました
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