第1章(原作1巻) 緋色の改革者(リフォーマー・スカーレット)
第07弾 頼みごと
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つを連れて行くこともできないので、訓練場へと戻った
「今日は、こんなもんかな」
もうそろそろ6時間目も終わる頃なので引き上げる事にした。
出口に向かうと、キンジが帰ろうとしていた。キンジに近づいて話しかけた。
「今の気分は?」
「最悪だ!」
「やっぱり?」
分かり切ってるのに聞くあたり、性格悪いのかもな、俺。
「分かってるなら聞くな!」
「ごめんごめん」
「俺はもう帰るぞ」
「了解。またな」
「ああ」
そう言ってキンジは先に帰って行った。俺もそろそろ引き上げることにした。
学校を出る為に門に向かうと、怪しい人影を見つけた。
その人影は間宮だった。
何を見ているのか気になったので、彼女の視線の先を見るとアリアとキンジが並んで歩いていた。キンジの不幸スキルはこんなところでも作用してしまうのか?
彼女がなんとなく怒っている理由がわかったところで俺はバス停に向かって行った???
???16時15分、バス停に着いた。しかし、人の姿が見えない。それもそのはず、武偵高の生徒が帰るのはもっと後の時間である。
バス停に着いてから1分少々で、バスが来た。そのバスで、俺は第3男子寮に向かって行った。
第3男子寮は探偵科の男子寮である。
何故、強襲科所属の俺が探偵科の寮を使っているかというと、二つの理由がある。
一つ目の理由は、俺が探偵科に在籍しているということである。確かに探偵科はSランクで修了しているが、在籍状態に変わりはない。故に、第3男子寮を使わせてもらっている。
二つ目の理由は、強襲科の寮に空きが無かったということである。
現在強襲科の寮は、相部屋すら空いてない状態である。しかも、男子だけ。そのため、空いたら移るかと聞かれてはいたがここが気に入っているという理由もあった為、断りそのままの状態でいる。
因みに気に入っている理由とは、第3男子寮が静かだということだ。
強襲科の寮は、とにかく騒がしい。夜間であろうと銃声やら、罵声だの、金属が擦れ合う音などいろいろな音がある。もちろん断った理由に、騒がしいからというのも入っている。反面、探偵科の男子寮は静かである。正直なところ、ここから移動するつもりはないのである。
部屋に着いた。現在16時30分。ここから、学校まではそんなに遠くないため、自転車で通っている人もいる。もっとも、俺の周りでは約1名バスを乗り過ごして、自転車で行こうとして自転車に爆弾が取り付けられているのに気づかず出発した挙句、UZIの付いたセグウェイに追いかけ回されたやつがいるけどな。
今思うと、これがきっかけだったのかな。なんて思っ
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