第4楽章〜小波の王子と雪の音の歌姫〜
第32節「兆しの行方は」
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それぞれが道に迷い、別の大人と出会い、答えを見出す。
例のモブの割に目立ってたあの人については、いずれの機会に。
了子「翔くんと響ちゃんを見守り隊、定例会議〜」
友里「それで、今回の報告は?」
職員A「はいはーい!デュランダル移送の前夜、仲良く2人で夕飯してました!」
藤尭「ああ、しばらく職務より優先させてたあれね……」
職員A「藤尭さんは黙っててください!」
職員B「でも響ちゃんのお腹じゃ物足りないだろうと思って、食べ終わった後にコンビニ弁当を2人分、差し入れておきました」
黒服A「ちなみに何弁を?」
職員B「チキン南蛮弁当とさば味噌弁当を!」
黒服A「分かってるじゃないかヒャッホーウ!流石は職員Bだぜ!」
黒服B「2人の弁当の中身を敢えて別にする事で、おかずの交換を促すその作戦。お見事ですね職員B」
監視員「その様子なら監視カメラにバッチリ映ってるッス!」
職員A「よくやったわ監視員くん!後で上映会よ!」
友里「皆、テンション高いわね。あ、その後ソファーで寝てた2人に毛布をかけたのは私よ」
職員A「さっすが友里さん!気が利いてますね!」
藤尭「やれやれ、ホントこの集まりって毎回騒がしくなるよなぁ。僕は買い出しのついでに、お泊まり用の歯ブラシセットを買って来る事になったぐらいかな」
職員B「うっわ藤尭さん羨ましい!」
黒服A「俺だってあの2人のための使いっ走りになりたい!」
了子「ふっふっふ〜、甘いわねあなた達。これを見なさいッ!」(こっそり撮っておいた例のシーンの動画を見せる)
黒服B「こっ、この映像は!?」
藤尭、友里、職員の皆さん「一緒に寝ている瞬間……だとぉ!?」
黒服B「さっ、さすがは了子さん……余念が……ない……」
黒服A「くっ、尊さのあまり黒服Bが倒れた!」
職員A「あっ、尊い……は?無理、尊い……好き……」
監視員「職員Aさんが限界ヲタクになってるッスよ!?」
職員B「翔くんと抱き合って眠り、起きたら恥ずかしさで真っ赤になり悶える響ちゃん……そして、起きた後で慌てて離れる翔くん……。くっ、肉眼で見れた了子さんが羨ましいッ!」
了子「ふっふ〜ん、隊長特権よ!緒川くん、翼ちゃんの反応はどうだった?」
緒川「了子さんが意味深な言い方するから、翼さんに無駄な心労をさせてしまったのは心苦しいですが……。再生中は真っ赤になりつつも、響さんが真っ赤になって慌て始めたシーンでは、可愛い義妹を見守る義姉の顔になってましたよ」
職員一同「とうとう姉公認、だとぉ!?」
藤尭「なんか、司令の口癖伝染ってってない!?」
緒川「それ以上に、この集まりって一体何なんでしょうね……」(苦笑)
了子「そりゃあ勿論、これを見ている皆の代弁よん♪」(明後日の方向を指さす)
友里「……え〜っと、了子さん?」
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